映画記録(2023.01.07,08)

今年の目標は月に1度はnoteを更新すること。
月に1度って、目標としてはめちゃくちゃハードルが低いけど昨年は月に1度すら守れていないので…

映画と読書の記録をつけるためにnoteを始めた。
あらすじを書いて~読んだ・観た理由を書いて~感想を書いて~体裁整えて~と投稿しているもんだから不慣れな私には時間が要りすぎて、1つの記事の途中で飽きる。
昨年の6月から下書きのまま放られた記事が2桁程あった。
体裁などにこだわらず、noteは趣味なんだしサクッと感想を残していきたいと思う。

さて、今年は月に一度の映画観るDAYを設けてひたすら映画だけを観る日を作ることにした。
今月は勢いあまって2DAYを敢行してしまったが……
初月から飛ばしたら昨年のように後半ダレてしまいそう。

では、感想をサクッと残します。

怪盗グルーの月泥棒

ミニオン映画。昨年12月上旬にUSJで初めてミニオンと出会った。
人気なのは知ってるけど何者…?の状態でアトラクションに乗り、めちゃめちゃはちゃめちゃでむちゃくちゃなミニオンに夢中になってしまったの映画を観ることに。

月を盗むというアニメでしかあり得ない展開が壮大で痛快だった。
あとペットみたいなのに雑な扱いをされるミニオン達がなんというか、ちょうどよかった。
ミニオン達がいるからコメディ映画に振り切っている感じ。
目的のために孤児を引き取ることや、人を氷漬けにするような大人向けなダークな面をミニオンの悪ガキ具合が緩和していた。
あんなにいるんだね、ミニオンって……。

言の葉の庭

周りの人がたいてい勧めてくる言の葉の庭。
現在公開されている新作よりも好きだという人も多いため、観ることに。

主人公は高校生だけど大人向けのお話だった。
雨の日の新宿御苑だけで会う二人という小さな世界から、普段の生活という大きな世界で会ってしまったときの失望感が、雨で表現されていて美しかった。
美しい失望。
本当に、画面が美しい。

周りに勧めやすいで考えると君の名は。の方が軍配があがるかも。私は。
君の名はの方がストーリーが分かりやすくて伏線回収を踏まえると何度も観やすいかもと思う。

ソロモンの偽証

小説は発売当時に読破済み。
映画は前後編と長く、冒頭が冬で始まることから冬に観たくて機会を逃してきた。
なので、ストーリーはほとんど忘れた状態で鑑賞。

中学生って誰もが不安定な時期。
育っていく環境は選べないから、それに縋るしかなくて。
主人公・涼子の持つ正義との向き合い方もその不安定さが表現されていて、辛かった。
落ち着いて、と抱きしめたくなる気持ち。
背伸びしたい、人に自分をよく見せたいけど伴わない実力とか。
ああ、いるよね、とも思うし少しわかる部分のある柏木君の気持ち。
ジュリちゃんと松子、柏木君と神原君の対照的な中学生の友情。
小説を読んでいた当初はミステリ部分を大きく楽しんでいたけど、映画で観ると中学生の不安定な部分を色濃く表した物語だったことに気付いた。

隣で観ていた恋人は前編を観たあと「中学生が裁判? 急にちゃっちくなったな~」と言っていたが後編は真剣に鑑賞後、真剣に考察を話してくれました。
フフーンという気持ちになった。
好きな作品を一緒に面白いと思えるのは嬉しい。

パラサイト

2回目の鑑賞。恋人に面白い映画を紹介したくて。

1回目の鑑賞では、大雨で暗転してからスピード感の増すサスペンス感にハラハラしっぱなしだったが、2回目となると随分冷静に視聴することができる。
大雨という非常事態を経ると、いつもは許せる言動も許しがたく癇に障り、事件となる。
仕事だけど、その前に人間だから身体と精神が乖離していたらうまく取り繕えない。
ちゃんと眠ってご飯を食べて、精神状態をさせるには日々の安定した生活が必要。

マイ・ブロークン・マリコ

劇場版が公開されてからずっと気になっていた。
漫画もだいぶ前に本屋で平積みされていたので気になっていたけど、遺骨と旅するというぶっとんだ設定に付いていけるかわからなくて購入していなかった。
映画も観てみたし、kindleで購入してみようかしら。

主人公・シィちゃんは中学生からたばこを吸うし親も離婚してるし、と結構大変そうな少女だけど、シィちゃんの生活についてはさっくり述べるばかりでマリコの人生ばかり取り上げられている。
主人公の感情的になり易い感じが、友達が出来ない理由が否応なくわかる。感情的になりすぎて叫ぶし、遺骨で殴るな。
マリコがシィちゃんに依存する気持ちもわかる。
シィちゃんは強いから。
あのブラック企業で精神も身体も崩さずやっていける強さ。
私も以前の職場環境・クソ上司を思い出してしまうシーンがあり、ウッとなってしまうところもあった。
マキオの去り際、くすっとなるシーンだけじゃバランス取れないくらい重ための話だったけど、小さな救いはあって。
その小さな救いを大事に温めて、シィちゃんの生活は続いていくんだろうな、というエンド。


1月編の感想おわり!
サスペンス多め。
カチッと起承転結のあるサスペンスやミステリーが好き。

今年は小説も多く読めたらいいな。

今月末に公開される「金の国 水の国」は原作漫画を読んでは毎回泣くくらい好きなお話なので、アニメ映画化をとても楽しみにしている。
劇場へ観に行く予定だけど、キャッチコピーの原作関係なさに不安を煽られています。
美しく、優しい物語でありますように。

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