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読書記録「かがみの孤城 / 辻村深月」

少し前に、「かがみの孤城」を読了。
本屋の平置きや、Twitterでの好きな本10選によく選出されているのを見て気になっていました。

ちなみに、新書版で読みました。
文庫版だと2冊になるので、2冊より新書版の方が表紙も凝っていていいかな〜と。

とある共通点を持つこどもたちの部屋にある鏡が、絵本の中のような城につながる。こどもたちは、その城にあるという"なんでも願いの叶う鍵"を探すことに。

ひさびさの辻村深月作品でした。
学生の頃に、「冷たい校舎の時は止まる」「凍りのくじら」「スロウハイツの神様」は読破済みで、長編の中に散りばめられた伏線をクライマックスにおいて怒涛の勢いで回収するというイメージ。後編になるとページを捲る手が止まらなくなる。

今回も、読みやすい文章たちの中にこっそり示されていた伏線がラストで次々に回収されて、どきどきしながら読みました。

ちょうど読んでいた頃が、コロナワクチン3回目摂取時の副反応が出始めたときで、クライマックスに突入して身体も心もぽかぽかになりました。

ほかの作品と比較すると、特にこの本は、子どもでも大人でも楽しめるようなファンタジーミステリーという印象です。

【かがみの孤城】
作 者:辻村深月
出版社:ポプラ社
発行年:2017年


▼読書記録


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