ドイツ語検定(独検)準一級一次試験合格体験記と勉強法
今回、2022年12月の独検準一級の筆記テストに合格することができました。
この記事が独検準一級を目指す方の目に止まれば幸いです。
以前、ドイツ語検定2級合格体験記というか勉強法記事を書きましたので、ぜひそちらもご覧ください。
結論
結論から言ってしまえば、ドイツ語検定準一級レベルになると、必要なのはもはや『単語』のみです。念のため、以下では大問ごとに問題分析をしていきます。
第一問
第一問は慣用句問題、第二問第三問は文法問題と、もちろん単語のみの知識では太刀打ちできない要素もあります。
第一問の慣用句に関して。私は過去問を20年近く解きましたが、同じ慣用句が問題に出たことはありませんでした。つまり、はっきり言ってしまえば、過去問を解いて暗記するのは、ドイツ語力を上げると言う点では効果的ですが、ドイツ語検定において点数を取ると言う点においては無意味です。もちろん過去問が無駄だと言っているわけではありませんが、同じ問題が出る可能性は限りなくゼロだと思っておいた方がいいでしょう。
第二問
第二問は動詞等の書き換え問題です。この問題に関しては、過去問を数年分解いてみると大体のコツが掴めます。ここはとりどころで、できれば全問、落としても一問にとどめたいといった感じです。ここは準一級を受けようと思っている方なら、あまり苦戦はしないでしょう。
第三問
第三問は文法問題です。従来の独検準1級では、3つの単語を並び替える、という独特な形式の並べ替え問題でしたが、最新の回から4択の文法問題に変更されました。今後もおそらくこの傾向になるかと思います。これは独検2級にもありますが、もちろん難易度は準1級の方が高いです。ここは難しい問題は特に難しいという印象でした。対策については、基本的な文法を一通り復習したのちに、傾向は変わったとはいえ、やはり過去問を繰り返すのが良いでしょう。
第四問
第四問からは読解です。ここからはとにかく読解読解読解!単語力がものをいいます。では私はどのように勉強したのか、簡単に以下にまとめてみます。
合格するためにやったこと
私は独検2級に合格した直後から準1級の勉強を始めました。具体的には、
①過去問を最新年度から順に解いていく。
②問題集を解く。
③ドイツ語の記事を読む。
の三つに取り組みました。順に説明して行きます。ちなみに、iPadは必需品です!笑
①過去問を最新年度から順に解いていく
過去問を解き始めるのが1番だと思ったので、とにかく過去問を解きまくりました。当然2級レベルの知識では手も足も出ませんが、だんだんと問題傾向に慣れていくと、毎回同じようなことが聞かれていることに気づくと思います。さらに単語をその都度覚えていくことで、語彙力の強化にも繋がり一挙両得です。
とはいっても、独検の過去問ってとても高いですよね。そこで僕は大学の図書館で全て借り、iPadに読み取っては返却、を繰り返してました。図書館に無い方は、この方法は使えないのですが、今後私がnote内で準1級、2級、3級等の過去問解説、また類題を取り上げる予定ですので、よかったらご覧ください。
②問題集を解く。
過去問の他にも、市販の問題集を解きました。おすすめは、『合格講座』です。というか問題集これしかないです笑。他にも独検の過去問として、準1・1級が一冊になった参考書もありますが、こちらはやりませんでした。
こちらは他の級の合格講座と同様に、過去問を元に独検の形式慣れができるようになっています。受験する方はぜひ購入しておきましょう。機能動詞まとめなどもありおすすめです。
機能動詞といえば、苦手な方も多いかと思います。準1級レベルになってくると、長文中にもどんどん登場するので、基本的なものから復習したい、という方には以下の本もおすすめです。こちらには、基本的な機能動詞から大量に掲載されています。
ぜひこちらも参考にしてください。
③ドイツ語の記事を読む。
こちらは余力のある人向けではありますが、ドイツ語の記事を読むことを習慣付けると良いでしょう。私は「tagesschau」というドイツのニュースサイトの記事を一日一つみる、という目標の元勉強を進めていました。一つあたりの字数も多くないですし、準1級を目指すくらいの方にはちょうど良い難易度かと思います。CEFRで言うとB1〜2くらいでしょうか。こちらも以下にリンクを貼っておきます。
こちらのニュースを読解する、と言った記事を書いても面白いかなと思っています。
以上がドイツ語検定準1級合格のために行った勉強法です。大変そうに思えるかもしれませんが、とにかくいろんなドイツ語に触れ、語彙を強化する事が合格への1番の近道だと思います。ぜひ学習頑張ってください!他にも単語一覧の記事をアップしましたので、ぜひご覧ください。
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