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【美術・アート系のブックリスト】 井奥陽子著『バウムガルテンの美学:図像と認識の修辞学』慶應義塾大学出版会

表紙画は本誌主催の美術新人賞デビュー2020のグランプリ作家・吉澤光子さんの《朝》という日本画作品。
中身は美学の生みの親であるバウムガルテンの本来の意図を考察した専門的な論考。18世紀当時はまだ文芸、音楽、絵画、彫刻といった芸術一般の概念が定まっておらず、主に詩と音楽がイメージされていたことを念頭におかないと理解しにくいと思われる。
美学という学問がその対象や方法に関して転換点にある現在、本源的な考え方を知っておくことは有益でしょう。

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2020年4月25日

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