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第14講 英語は現場で覚える

 コンテンポラリーアートの中心はニューヨークとロンドンという2つの都市である。中国を除くと主要なアート先進国はほぼ英語圏と重なる。アジア圏のアートの中心が香港、シンガポールといったイギリスの影響下にある都市であることも偶然ではない。海外に出たり取引したい場合、必須となるのは英語である。英語をどう身につければいいだろう。

1 学校で学んだ英語

 日本では中学3年、高校3年、大学4年の計10年間英語を勉強するが、それだけで英語を話せる人は数少ない。理由は簡単で、学校で学ぶのは話すための英語ではないからだ。学校で学ぶのは、英語で書かれた文学作品や評論文を読みこなすためのものである。つまり他人が書いた文を読むためのものである。

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