第7講 画廊を知る 〜まずは見に行こう
2回に渡って画廊について説明する。前編が「画廊を知る」、後編は「画廊にアプローチする」。
1 画廊の種類
画廊・ギャラリーは以下に分かれる。
・商業画廊
・百貨店の美術画廊
・オルタナティブスペース
・貸画廊
・その他(金融系ギャラリー、企業ギャラリー、店舗をもたない画商、オンラインギャラリー)
2 商業画廊
英語でいうコマーシャル・ギャラリー。企画展を催して作品を販売し、作品の売上で経営している。東京では銀座・京橋・日本橋・新橋エリアが最大の画廊街で、表参道、六本木のほか最近は浅草橋付近、天王洲にも増えている。
商業画廊は画家・美術家にとってのメインステージである。したがってアーティストにとってデビューとは、「商業画廊で個展を開催すること」を意味する。
アーティストによっては1つの画廊と契約を結んだり、契約しないまでも自主的に一軒に絞ったりする。また複数の画廊と仕事をする場合でもメインとなる画廊を決めている場合が多い。
その仕事は、店舗運営、額装手配、作品展示、接客、会計、作品輸送、倉庫管理、顧客管理、電話応対、DM製作と発送、宣伝業務など多岐にわたる。作品を作る以外の仕事全般といっていい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?