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ハイキング、始めました。

 自分より先に社会人となった友人のインスタで、山に登った様子がアップされるのを少し良いなと思ってました。なんとなく見るSNSの影響という訳ですが、今回は会社の人に誘われてハイキングに行った話。

準備:マイナスイオンより湿度

 公園の紫陽花も見頃、沿道に綺麗に咲いていた6月二週目の土曜、雨が降るか降らないかギリギリの天気の中、無事決行できたハイキング。先日流し読みした『ニューコンセプト大全』の「マズローの欲求段階説」の逆ピラミッドに則ると、ハイキングは心身ともに健康になれるとかなれないとか。友人がハイキングに行く理由も知っておきたかったので、岐阜県にある金華山に登って参った。滝の音がする~とか自然に囲まれてさいこ~とかの前に湿度の不快感に負けそうになってたが。

登り:コース概要

めい想の小径(水手道)
距離/所要時間/レベル
2.3キロメートル/約60分/初級コース

備考
岐阜公園から金華山の北側を回って頂上をめざすコース。

眼下には長良川、北方には北アルプスや御獄山(おんたけさん)が見られる、眺めのよい登山道。頂上付近に険しいところもあり、小学校高学年以上の家族向きのコース。

金華山登山ガイド

 ユニクロでそろえたスポーツ系の上下・スパッツに無印の靴という無個性ファッションで参加し、いよいよ山登り。初心者向けということで全部舗装されてる…とかではなく普通に山道だわ。しかも前日の雨でぬかるんでるときており主催者曰く、今日はちょっと初心者が昇るには厳しめのコンディションだったらしい。歓談しながら、登る。目指すは岐阜城。

山の中

 強制的に自然と触れ合う。それはどこからか湧き出て流れる川や滝の水音だったり、風でゆれる木々、苔むした岩の凹凸。時折岩や木に触れないと登れない場所があったりと、自然に身をゆだねる瞬間が幾度もあった。
 あと「めい想の小径」の何が面白いかって、パスカルとか魯迅とか親鸞とかの名言(?)が途中突如として現れる看板に書いてあって、次は何かななんて。もはや自然関係ないけど。登るためのモチベーションの一つになってた。

柱状節理っぽい
(アニメで覚えた知識を言いたいだけ)
ヤッホーといえば長良川から誰かの返事が返ってきそう
防火用水のバケツの上の積み石。もはや芸術作品。

 初級コースとか書いてあるけどこれで初級だったら中級・上級は一体どんなやばいコースなのだろうかという感想はさておき。

頂上にて

 これが斎藤道三と織田信長の岐阜城か(詳しく知らん)。なんだ再現なのか。山城、わざわざここまで登ってきてたのか。城生活も大変だ。(信長を書いたとされる絵を見ながら)信長の服なんかチャラいな。(天守・天井をみながら)説明が無いな。龍と麒麟の絵みたいだけど、これも南蛮由来とかなんかな。(下界を見ながら)戦災を受けてないっぽいし、城下町の名残が諸所にあるからいきたいな…等々感想。別に誰も詳しくないので感想がただただ岐阜の空に響いただけだった。

休憩時間

 ロープウェーには一瞬も乗ってないが、レストランにて美味しいどて丼を食す。登ってる最中からずっとお腹が減ってたので、味の濃い名古屋飯は五臓六腑に染み渡る旨さ、だった気がする。ともかく疲れた体は何食べても旨い。

「勝ち戦!信長どて丼」セット。「かがり鮎」なるお菓子(写真右上)もめちゃウマだった

下り:コース概要

百曲り登山道
距離/所要時間/レベル
1.1キロメートル/約40分/中級コース

備考
その名のとおり曲がりくねった登山コース。

登り口は名和昆虫博物館の少し南の山麓にあり、距離は約1,100mと短いが、足に自信のある人向きのコース。

金華山登山ガイド

 同じコースだと芸が無いので別ルート。気づいたことがある。登りより下りがつらい。膝が笑ってる。疲れと集中から無口になる。特に雨あがりの滑る岩の上を歩く難易度高すぎる。コース設定の問題?直線で山を下りるは無理なのでそうなると必然的に曲がって曲がってをひたすら繰り返すルート、百曲り登山道より帰還。

終わりに

 金華山ハイキング、登って・食べて・降りたところで土砂降りになったので勝ち。たまには自然と戯れるのも悪くない。2万円くらいでちゃんとしたハイキングシューズを買うと楽になると言われたので要検討。友人がハマる気持ちに少しだけ近づけた気がしなくもない。夏はキツイかな。次はいつ挑戦できるか。