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第三次世界大戦を望む身近な勢力

元旦の眠りを覚ます数日間

新年早々、年明けとともにイラン情勢が急速に悪化し、世界規模で衝撃が走った。ツイッターを始めとするSNSは世界規模で「第三次世界大戦」「WWⅢ」などの、お屠蘇気分も吹き飛ばす殺伐とした単語が乱れ飛んだが、一方の日本ではイラン情勢よりも、バラエティー番組の内容が、ハッシュタグ入りと相も変わらず、嫌なものは見たくない、臭いものに蓋精神や、事なかれ主義の日本人精神が発揮された。一方の報道関係は似たような内容の報道しかないワイドショーやニュース番組、新聞記事を垂れ流して、毎回変わらない判で押したような内容のニュースを垂れ流していた。

しかし、すわ、第三次世界大戦かと思われたが、トランプ大統領の冷静な内容の会見、欧州、ロシア、中国は自制を促す、呼びかける内容の発言をするなど、世界は冷静であり、世界各国で反戦デモを行うなど政府、国民問わず、第三次世界大戦を起こしたくないと言う気持ちから、自分たちの出来る事を行い、国家規模、国民規模で自制を促していた。どこの国でも第三次世界大戦を望んでいない。至極当たり前の事だが、戦争をだれも望んでいないと言うのがひしひしと伝わってくる数日で会った。

しかし、そこで考えて欲しいのは、皆が戦争を望んでいないのは当たり前だが、その中で、戦争を望んでいる身近な勢力がある事を忘れてはいけない。

戦争と言う絶対的な暴力と破壊を望む

戦争と言うのは自国、敵国にも絶対的な暴力と破壊を産む、それはある意味では災害にも似ているが、災害には憎むべき存在はいない、しかし戦争では憎むべき敵はいる。その敵を完璧に叩き潰すまで行われる。それが戦争だ。

そしてその戦争を望んでいる一派は確実にいる、それは右翼の人間でもなければ、戦争をして設けようとしている兵器産業の人間でもなければ、頭の狂った独裁者でも、何でもない、我々のすぐ隣にいる。

その人間は今、夢も希望もない、どれだけ働いても何一つ報われない国で、苦しい社会情勢の下で、この生活を細々と生きながらえている下の人間だ。

その人間たちは文字通り、毎日毎日を生き延びるように生きている。今日生き延びることが出来れば、明日生きることが出来る。生きるために働いているが、どれだけ働いても報われない。上の人間との差は天と地程の差になり、もはやこの差を縮めることは不可能だ。

バッドエンドを望む人間

前に私はこの内容の記事を書いた。

この記事で私は最後に2020年代のバッドエンドは絶望し、世界が完全に破壊される、世界が完全に破壊され、勝者も敗者もない死んでしまえば皆消えてなくなってしまう、究極のバッドエンドを望んでいる。と書いた。

まさにその通りだ、身分の違い、性別の違い、人間生きていれば色々な違いがあるが、生と死は平等である。死んでしまえば金持ちも貧乏人も、男も女も関係ない、全てが平等に訪れる。ただ無の暗い世界の中では全てが平等だ。天国も地獄もない。

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死と言う平等もあるが、同時に第三次世界大戦によって、今までの価値観が全て崩壊し、「北斗の拳」「マッドマックス」「Fallout」のようなポスト・アポカリプスの世界になる事の彼らは望んでもいる。

ポスト・アポカリプスの世界では今まで文明国家としての培ってきた価値観はなく、法律も道徳もない。力こそが全ての世界だが、同時に国家も法律も警察も存在しないため、何をやっても許される。

国家や法律と言うものは絶対的な暴力と破壊の前では恐ろしく無力だ。極端な話一発の核ミサイルで全て破壊される。砂の城よりも弱い物の中で我々は日々を生きている。今この国に暮らしている人々は弱い物の中で日々を生きながらえ、生活していることを胸に刻んで生きていかないといけない。


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