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2020年代のハッピーエンドとバッドエンド。
わかつきひかる先生やUすけさんと、以下のようなやり取りをした。
あなたの書いた小説が、新人賞にかすりもしない理由。|わかつきひかる @Wakatuki_Hikaru #note https://t.co/TLaI1YENQN
— わかつきひかる (@Wakatuki_Hikaru) January 5, 2020
わかつきひかる先生、note拝読いたしました。
— アイマスファン北方支部 (@hiroyukiho1) January 5, 2020
ここで、質問があります。
時代に合わせて、主人公が変化するのに伴って、結末も時代に合わせて変わっていくものなのでしょうか?社会情勢が厳しさを増す中で、ハッピーエンドは受け入れられますか?少し疑問に思いました。
横から失礼しますが、例えば昔(?)は孕ませ・妊娠エンドは業界としてタブーだったそうです。それが今や(好き嫌いは別れるとはいえ)そう珍しいものではなくなってるように、時代と共に「ウケる」結末も変わっていくのではないでしょうか?
— Uすけ (@qwAZroMaXXsZbTm) January 5, 2020
成る程。ウケる結末も時代と共に変わりっていきますか。
— アイマスファン北方支部 (@hiroyukiho1) January 5, 2020
その時世時節によって、結末も変わっていく。当たり前なんですけど、難しいですね。個人的に落とし所。結末ですごい悩むんです。
Uすけさんがすでに書いてくださっていますが、時代とともに売れ線も受ける結末も変わっていきます。同じことをしていると時代に置いていかれるので、作家の側も必死です。
— わかつきひかる (@Wakatuki_Hikaru) January 5, 2020
返信ありがとうございます。
— アイマスファン北方支部 (@hiroyukiho1) January 5, 2020
時代に置いていかれるのは致命的ですね。作品を書くのは誰にも出来ますが、その中で常にアンテナを張り、時代とレーベルに対して、どの結末が受けるのかを見極める力も重要ですね。
以上のやり取りから小説と言うジャンルはつくづく、その時代を映す顔。と言うのを改めて認識した。
⒈時代を映していくジャンル
文学は時代を映す鏡である。つくづく頷く言葉だ。私的な話になるが、私が中学生時代の「恋空ブーム」そこから始まった「携帯小説ブーム」そして「なろう系」「追放系」上げていけばキリがないのでここで一旦止めるが、ここまでブームになるのはその時代と言う鏡だからこそ、ここまで話題になった。
携帯小説がブームになったのは、携帯がこれまでただの携帯電話の枠を超えて、ケータイと言う新しい若者の道具に昇華し、ケータイサイトの充実と言う時代に合わせた進化を遂げ、新しい若者文化を創り出す役割を担い、その遺伝子が現在にも受け継がれているのだろうと、常々感じる。
それに合わせて携帯小説がブームになり、数々の携帯小説が書籍化され、シリーズ化されたのは、新しい娯楽を求める刺激に飢えた若者の気質に見事にマッチしたからではないかと、考える。
昨今の「なろう系」「追放系」「異世界系」のブームを見て見ると、どれだけの人間が今の社会情勢に絶望し、夢も希望もない中を生きながらえているのか、せめて物の救いを求めて「異世界」と言う誰も知らない世界にあこがれて、そこでやり直しを図りたいと言う気持ちの表れが表現されたのだろう。如何に今の社会情勢が希望がなく、絶望感が漂っているのかを如実に表したジャンルであるとも言える。
⒉2020年代のハッピーエンドとバッドエンド
本題に入るが、2020年代のハッピーエンドとバッドエンドを予想するとなれば、ハッピーエンドは異世界での幸せな生活が一生続き、バッドエンドは絶望し、世界は完全に破壊されて終わるのが2020年代のバッドエンドであろう。
バッドエンドは悪役が復活する、悪人が勝つのではなく、世界が完全に破壊され、勝者も敗者もない死んでしまえば皆消えてなくなってしまうのだから。
ある意味究極のバッドエンドかもしれないが、その究極のバッドエンドを今の社会情勢を生き延びている人は、願っているのかもしれない。普通の生活を送っている人は望んでいないのかもしれないが、その普通の生活を送っていない人の事を考えた事はあるのだろうか?
普通の定義はその時代時代によって変わって行く。2020年代のバッドエンドは、我々の持っていた普通の価値観が大きく変わる、ターニングポイントを迎えるのではないのか?
そのターニングポイントを迎えた時、我々は適応していくことが出来るのか?これからの時代がある意味で楽しくなってくる新年を迎えた。
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