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結局は早寝早起き_太陽に合わせて暮らす(8/8)
08:太陽に合わせて暮らす
Cover Photo by Michiaki Nishio
マガジン「暮らしの実験」
自ら実験台になり、日々の生活と環境をクリエイティブな視点で工夫し、改善し、その顛末を記録します。時にミニマリスト、時にマキシマリスト、そして往々にしてエキセントリックで、稀にエクストリームな暮らしの小さな実験の数々。常識を疑い、生活の基本を体験的に理解することで、現代社会を機知と共にサヴァイブし静かな野生を呼び覚まします。あるいはマンネリ化する日常からの逸脱、漂流。ウェルビーイングの先の地平へ。時々有料記事。ぜひ御贔屓に。
最後に、一番トリッキーな部分について記しておく。消費電力を抑えるためにしているわけではないが、毎日の生活を太陽と共に活動を始め、太陽と共に終える、つまり、早寝早起き、という自分のライフスタイルが結果に大きく影響しているかもしれない。朝日が昇る前に目覚ましをセットし、夜は9時か10時には全ての明かりを消して寝てしまう。夜のあいだ電気を消費しているのは、小さな空っぽに近い冷蔵庫と、携帯電話の充電くらいである。
電気がなかった時代に、どう人は暮らしていたのだろうか、とよく考える。最初のエピソードで断った通り、決してそこを目指しているわけではないが、そこを想像することで、あまりにも無意識に流されてしまっている「常識」について考え直してみる契機になる。ひとりひとりの電力消費を抑えることは、今の時代ますます大事になってきていると思うし、それは、オフグリッドまでは行かないまでも、いつの間にか過剰になってしまっている現代のインフラへの依存度を減らすというか、ひとりの人間としての野生力、環境適応力を高めるのではないかと考えている。
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