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【えーる】緊張よりも、ワクワク

えーる!71号では、鹿野でボディケアサロン「le ciel」を営む和田理香さんを取材させていただいた。

フランス語で「天空」という意味のこの店は、オーガニック素材を使用してのフットバスなどの施術を受けることができ、アレルギー体質の人でも安心して施術を受けられるように配慮されている。

取材の際にも、ハーブコーディアルを微炭酸水で割ったドリンクをご厚意で出していただいた。ありがたくお気遣いをいただきながら、取材をさせていただくことにした。

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学生時代からポプリなどに興味があり、通信講座でセラピストの資格を取得した和田さんは、あえて人口も少なく交通の便も限られている鹿野でサロンを開いたのだろうか。

「鹿野に住んでいる人の目的地になるような場所になればと思っています。忙しい日常を少し離れて、お客さんの気晴らしになるような、そんなお店にしていきたいと思っています」

その理由を、和田さんはこう語る。そんな思いで営まれる店には、やはり鹿野の住民や、鹿野にゆかりのある人たちが通う。思わず眠ってしまうほど心地よいというその施術に、体だけではなく、心もリラックスして帰路につけるのだと聞いた。

「ワクワク」楽しむモデル業

だが、実は和田さんの本業はサロンではない。23歳頃から下積みを始めたモデル業が、彼女の本職である。その苦労や楽しみについて、聞いてみることにした。

モデルという仕事柄、体型維持などは必須のことであり、好物の甘いものなども好きに食べることもできないなど、さまざまな制約がある。
だがそんな中でもモデルを続けるのは、ひとえに「楽しい」からだという。本番前、緊張してしまってもおかしくない中でも、モデルができるという楽しさで、ワクワクささえ感じているという和田さん。

年齢を重ねても、例えば老人ホームのモデルなど、今以上にいろいろなことに挑戦したいと考えている和田さん。

プロになるまでに10年以上の努力を重ね、昨今のコロナ禍の中、大変厳しい状況にありながらも、モデルを続けているその姿と、これからの展望を語る思いは、まさに、生涯現役という言葉がふさわしいと感じられた。

和田さんがさまざまな苦難を前にしても立ち向かえるのは、ひとえに「好き」であるからだろう。自分がこれと決め、その道を進もうと強く思っている。だからこそ、制約も受け入れられるし、苦境に立ってもあきらめない。

好きな思いがあるから、しっかりと前を向いて進み続けられる。
その思いと姿勢に、心からエールを送りたい。

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