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未来を語る、光さす場所

いつもと同じ、山口県周南市鹿野地域で過ごす1日になるはずだったその日……まぶしい光を感じたように思えたその日のことを、お話しします。

コーヒーと語らいの場所

戦艦大和で愛飲されていたという「海軍さんの珈琲」

最近ご無沙汰だったこの場所に、久しぶりにやってきました。

鹿野地域の中心部、JA山口県鹿野支所から南に数十歩といったところでしょうか。
そこに、毎月第1・3週の土・日曜日の10時から14時の間だけ開かれるサロン的な場所があります。

こちらではコーヒーを出してもらえるのですが、これは広島県呉市の「昴珈琲店」さんで販売されている、戦艦大和の中で飲まれていたという、海軍のコーヒーを復刻した「海軍さんの珈琲」なんですよ。

ちなみにこちらがその昴珈琲店。オンラインで「海軍さんの珈琲」も販売されています。

そのコーヒーの味は、スッキリとして飲みやすく、余計な渋味や酸味も感じられません。コーヒーが苦手な人でも、楽しむことができる味だと思います。

コーヒーを飲みながら、語り合う時間。

さて、そんなコーヒーも楽しめるサロン内は、本や絵に囲まれたこぢんまりとした空間です。

サロンの発起人である洞崎ほらざきさんは、過去に鹿野で行われたイベントでもコーヒーを提供されていたのですが、そのイベントは年2回しか開催がありませんでした。

もっと頻繁に、人が集まる場所を設けたい……そんな思いを抱えていたとき、自宅の一部をサロンとして使用していいという方と巡り合い、月に数回という頻度でこうした場所を持つことができるようになったんですよ。

洞崎さんは、「鹿野の人だけでなく、市外から鹿野を訪れた人も集まることができる場所として利用してもらいたいと考えています。鹿野をもっと好きになって、鹿野のファンが増えてくれると嬉しいです」と、思いを語ります。

鹿野を思い、考える場所

鹿野のことを思うメンバーの、語らいの場所になっています。

自分が訪れた日も、室内は満員御礼でした。
馴染みの方、初めましての方、さまざまいらっしゃる中に入らせてもらい、コーヒーを楽しみながら、話にも加わらせていただきました。

初めましてのお二人にはお互いの自己紹介をしながら、どんなことを思っている人なのか、鹿野に移住してきた方には、どんな経緯でやって来たのか……そんな話を交わしたり、LINE交換をしたりと、さっそく仲間に入れていただきました。

年齢、性別、職業、出身地も違う、ただ鹿野のことを考えるという1点が共通している皆さんの口から出てくるのは、鹿野の未来を考えての言葉や、こんなことを鹿野でしてみたいという夢、目標たち。

抱えた同じ思いをこの場所で語り、共有し、同じように「鹿野のこと」を思ってこの場に集った皆さんは、とてもまぶしく力強く感じられました。

人口も激減している周南市鹿野地域。その未来を考えると、暗澹あんたんたる思いがよぎってしまうのもまた事実です。

しかし、そんな未来を変えることができる……そんな一筋の光のような、希望のような、そんなものが、ここにはあると感じました。

この場所を後にしてすぐ、思わず拳を握りしめ、走り出したくなるような気持ちになっていました。

自分も鹿野のために何かをしたい。
一刻も早く、何かの行動を起こしたい……そんな気持ちが、全身に満ちあふれていることを感じました。

鹿野のことを共に語り、目標に向けて歩いている仲間たちがいる……それだけのことが、とても大きな力を自分に与えてくれているんだな、と思います。

鹿野地域外からもお立ち寄りください

洞崎さんの言葉にもあるとおり、この場所は鹿野地域外に住む方も訪れることができる場所になっています。

鹿野出身で、近隣の都市部で働いている方。
遠方にいるけれど、何かのきっかけで鹿野に帰ってきた方(今はコロナ禍でちょっと難しいかもしれませんが……)
これから田舎で暮らしたいな、と思い情報収集されている方……。

例をあげればきりがありませんが、鹿野で何かがしたいという方は、ぜひお立ち寄りください。

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