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スイスの楽器店からギター🎸を購入してみた件。

これまでエフェクターはイタリアやフランスの楽器店から新品を購入したことがあるが、今回、初めてエレキギター(中古)をReverbのアプリを使用しスイスの楽器店から購入した。
同じようなことをしたいと思っている人もいるかと思うので、簡単にレポートしたいと思う。

デジマートに欲しいギターがないから、Reverbで探してみたら・・・。

私の日課はデジマートでのギター機材の探索だ。基本は中古、もしくは新品の特価品のエレキギターやエフェクター。
しかし、最近私のG.A.S.(下記参考)を満たすようなギターがなかなかない。

ということで、Reverbのアプリで世界中のギターを探すことにした。
Reverbは、最初ヤフオクやメルカリのような個人取引のアプリのように理解していたし、当初はそんなプロモーションをしていたと理解しているが、今や世界中の楽器店からギターやエフェクター、アンプなどを購入できるようになっている。(今も個人売買のできるサイトであることに関わりはない。こちらも以下参照)

これまで私はエフェクターは購入したことがあるが、輸送の点で心配な点があるエレキギターや、加えて電圧の違いなどの心配もあるアンプはこれまで手を出してこなかった
が、今回はそんな心配を吹き飛ばすようなトンガッタ中古品を見つけてしまったのだ。
それは愛するSuhrのテレキャス・タイプ。しかしながらセンター・ピックアップを持つNashvilleスタイルで、かつトレモロがついたかなりのレア・タイプ!2004年製の中古品だった。

SuhrのNashvilleタイプのTL



見つけた時、既に値引きされていたのだが、よく見ると価格交渉可能のボタンが有効になっている。ということで、ダメもとで輸送代金分を価格から値引いてくれないかと打診してみた。というのは、エフェクターを購入した際、到着前に払った時もあるし到着後に請求が来た時もあるのだが、いずれにしろ関税が別にかかるのだ。何パーセントかはモノや価格によって違うと思うのだが、本体価格が下がればきっとその分関税も安くなるであろうという推測のもとでの値引き交渉だった。

すると翌朝、なんとOKという連絡があり、ギターは私のカート内に。PayPayではもちろん決済できないため、PayPalでの決済を慎重におこなった。
金額はエフェクターよりはるかに高いのでかなり緊張したが、スムーズに支払いを終えると、スイスの楽器店から月曜はスイスの祝日なのでその翌日に発送するよという連絡が届いた。評価にあるようにレスポンスの良い楽器店で安心感を得た。

発送を待ちわびていると、Reverbのアプリの通知があり、ギターはDHLで発送されたというメッセージ。到着予定日も出ていた。

これがDHLの追跡の表示

この後のDHLの輸送の迅速さは見事だった。翌日にはギターはスイスからドイツに輸送され、もう東京に向かう飛行機が出発した。そして輸送から2日目には日本にギターは到着税関の手続きに入った。
するとDHLからメールが届き、輸入関税/消費税の支払いの依頼が届いた。こちらもカードで決済。
すると次にアプリでは、Third Party Agentにギターが引き渡されたという案内が・・・。
ここまでは迅速だったのだが、実はここからがブラックボックスで、かつ案外時間がかかった。ネットで検索したところ、DHLの日本での輸送は佐川急便か他の会社が担当するらしいことが分かった。しかし、DHLの追跡番号を佐川の追跡サイトで入れてもエラーが出てしまう。
そこでさらにネットで調べると、DHLが佐川に引き渡した荷物の追跡番号を調べる方法が出ていた(下記参照)。
神だ!世の中には親切な人がいるものである。


とうとうギターが到着!


というわけで、ここで見つけた佐川の追跡番号を入れてみると、なんとその日が配送予定となっていた。その日は、車の定期点検で、家族にギターが届くかもと伝えていたところ、帰宅したら玄関にはスイスからはるばるやってきたギターが国内で配送されるのと変わらない簡易な梱包でたたずんでいた。

私はしばらく気持ちを落ち着かせるため、敢えて梱包を解かず、気持ちが整ったところで開梱した。段ボールをあけると、かなり使い込まれたG&Gのハードケースと段ボールの隙間に厚紙がはさまれているだけというあっさりした梱包で、これは私が国内で発送する時よりはるかに簡易だ。
私の場合、ハードケースのフックが輸送時に壊れないよう、仮止めテープをすべてのところに貼り保護する。そのうえでエアキャップでハードケース全体を包装し、そのうえでギター用段ボールに梱包。もちろん段ボールとハードケースの隙間は厚紙やエアキャップ等で埋める。
まあ、DHLへの信頼の厚さなのか、サッパリした性格なのか、梱包への意識は海外は薄い感じはする。ちなみに、スイスから東京までのDHLの輸送費は約3万円だ。

でもって、緊張の面持ちで、ハードケースを開く。
中にはギター本体のほかには、ケースのポケットにトレモロアームと、楽器店のステッカー1枚と、ピックが2枚入っていた。スペックシートはないということが記載されていたので、アームがあるだけで十分だった。

到着したギター

ギター全体を見ると、Reverbの写真には写っていなかった塗装剥がれを伴う大き目のキズが底部に2つばかりあったが、大事なネックや指板にはダメージはなく、プレイヤビリティは良好な様子。
もう夕方で室内は真っ暗に近かったが、レンズ感度の良いキャノンのコンパクトでまずはハードケースを含め写真撮影。この時、ハードケースのダメージもいくつか見つかった。


で、試奏。
素晴らしい!
弦は少し錆が入っていたが、それがむしろ良い音を出しているのかと疑うほど、太いサウンドが出る。
楽器店の説明では、ストラップピン以外はフルオリジナルということだった。FenderのNashvilleタイプはテレキャスのピックアップにセンターにストラトのPUが追加されているのだが、こちらはネックもストラト用のPUが搭載されている。これが強烈なのだ。
私はキズや打痕など忘れ、そのサウンドに魅了されていた。トレモロの動きもスムーズだし、本当に良いギターだ。
ギターのみならずハードケースも使い込まれた様子があり、これまでちゃんとしたミュージシャンに使われてきたからのサウンドのような気がした。

で、私が次にしたこと。それはUSのSuhrのサイトのカスタマーセンターへのアクセスだ。というのもFacebookのSuhrのオーナーのグループで、とてもカスタマーサービスが親切だということを知っていたからだ。ちなみに。私はこのグループで投稿した記事に。John Suhr自らがレスポンスしてくれたこともあった(下記記事参照)。

私はSuhrのサイトのカスタマーサービスで、自分の入手したギターの経緯やシリアルナンバー、そして写真をアップし、出来たらピックアップとボディマテリアルを知りたいとメッセージした。
まず、しばらくすると、今回の問い合わせの番号がメールで届いた。そしてなんと、翌営業日にはスペックシートのPDFがメールに添付され送られてきたのだ。再び、神だ!

こちらがSuhrからPDFで提供されたスペックシートと、楽器店のステッカートピック

ということで、以上が、スイスの楽器店からギターを購入したエピソードだ。
PayPalで払ったギター本体と輸送費、そしてカードで払った関税/消費税は多分、今月のカード払いだ。
最後にギターの写真を何点か掲載して終わりにしたい。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました♪

ギター全体
ステンレスフレットなので減りも感じられません。
ネックPUにもストラト系のPU搭載。トレモロも付いているのが特徴。

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