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ESPとGrassRoots / 2つのTHROBBERモデル比較🎸

エア感がありながら、引き締まったサウンドのESP THROBBER


ESPの中でもひときわ異様な風貌を持つTLタイプのオーダー品。それがESP THROBBER-STDだ。デジマートを見ると、ESP直営の店でもオーダー納期2年!となっている。
私は中古であったが、このESP THROBBERを2回所有したことがある。新品価格は今だと約48万円だが、中古だと結構こなれた価格でヤフオク等で入手できる時もあるのだ。

ESP THROBBER STD

このESP THROBBER STD、よく見るとピックガードにちょうどスマホの電波の強さを表すような3本のスリットが入っている。実はボディ内に中空構造があり、適度なエア感のあるサウンドが得られるのだ。
面白いことに、交換用のピックガードでは、このスリットのないものもあり、エア感を弱めることも可能なのだ。
また、最近のモデルではSeymour Duncanのピックアップが搭載されているが、私は昔のESPオリジナルのピックアップの方が優しい音色で好きだった気がする。

ピックガードの入った3本のスリット

ボディも軽量だし、サウンドも歪ませてもノイズの少ない素晴らしいギターだったが、いろいろなギターを試したい性分のため、機材整理で手放してしまった。なお、3月22日現在、私の手放した写真のESP THROBBER STDはあるハードオフの店舗に売られているので、興味のある方は是非探してみてください(笑)。何度も言いますが、私はステルスPR反対派なので、特にプロモしようとは思っていません(笑)。

ちなみにESPのブランド戦略について


先日、ギターのブランド戦略について語った投稿がなかなか好評だったが(下記)、ESPは3層構造のブランドが確立されている。
ESP ⇒ Edwards ⇒ GrassRoots というブランドの階層になっており、このTHROBBERについても、ナント最近、各ブランド階層でのTHROBBERが登場した。
今日現在、EdwardsのE-THROBBERはデジマートに掲載されていないが、ESPのホームページには掲載されているので、まだ現役モデルのようだ。


美品中古でGrassRootsのThrobberをゲットして驚いた

前から、EdwardsかGrassRootsのTHROBBERが中古で手頃な値段であればと思っていたら、とうとう見つけましたよ!

GrassRoots G-THROBBER-DX (See Thru Brown)

こちらは入門者向けのブランドであるGrassRootsのG-THROBBER-DX
なんか一番安いのに、DXとは何故と言う感じだけど、見た目や作りの良さが価格とマッチしないのだ、とにかく。ピックアップはトーンノブの上げ下げでタップが出来るので、サウンドとしては6通りの音作りが可能。タップしてセンターにセレクターを動かすと、テレキャスのセンターサウンドがしっかり出るし、これは良いかも。

ESP THROBBER STDとの大きな違いは、こちらにはボディの中空構造はないということ。まあ形状のみインスパイアされたって感じでしょうか?
まあ、でもESP THROBBER STDの弾き味と共通したものはあり、中空構造がない分、サウンドを強く歪ませてもボケた感じは少ない。初心者じゃなくても楽しめるギターではないかと思う。

ESPのとは違い、ピックガードのスリットはない。

最近は中古も出てきているし、新品でもそんなに高くはないので、良質な安ギターを好きな人は是非お試しする価値はあると思います。

今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


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