あいすまんじゅうから学ぶ

あいすまんじゅう、ずんだもち味

去年の私的アイスランキング圧倒的一位です。

ランキングにできるほどアイス食べてないですが笑

いえ、アイスは大好きなんですよ
ただ、その愛を爆発させすぎて(一日二個とか食べてた)
肥えてしまった苦い思い出があるので。

今では頑張った時のご褒美です。


私の好きなアイスは昔から変わらず
ブラックモンブラン。そしてあいすまんじゅう。

何を隠そうどちらも九州発祥だから、誇り高い。

どちらも生誕50周年を超えるロングセラー商品だ。


丸永製菓の歴史

丸永製菓はもともと和菓子屋として30年ほど営業していたようです。

その後新商品としてあんこや餅を入れた和テイストのアイスを販売したところ、そのあんこの美味しさから人気商品となったようです。
そこから数年後には専門工場を作りアイスクリームに本腰を入れています。
その後まもなく全国展開。

ここだけでも思い切りの良さとスピード感に感心しますが、
さらに驚いたことに、
90年代にすでに海外進出をしているということ。

今でこそ「日本」や「和」海外でもブランドとして定着しているが、
当時はまだまだだったのではないだろうか。
結果、和の珍しさが海外で非常にウケて
今でも輸出国を拡大しているようだ。

トレンドを読み取り力とスピード感で成長し続ける丸永製菓
その背景にいる人物とは一体何者なのか。

気になり調べてみることにした。


社長

いくつかのインタビュー記事を拝見して思ったことがあります

それは社長の圧倒的行動力

何かのチャンスというのは待っていても
訪れることはないと思います。また将来、
「まさにあの時の事が・・・」と振り返られるように、
積極性を大切にしたいと思います。

積極性を大切に社長がこのように語るだけあって

「県が現地で開いた物産展で香港の問屋と縁ができた」。その後はシンガポール、タイ、オーストラリア、中国と輸出先を広げた。 フランスのバター、ドイツの練乳など良質な原料も自ら探し、輸入している。

現地に飛び回っているようだ

原料はもちろんアイスの棒を求めロシアの白樺林へ。
欧米進出のため現地のお店まで一人で。

過去の海外出張は300回以上、
傘寿をすぎた今も元気に飛び割っているらしい。

市場のトレンドや実情を把握するための情報収集に余念のない方なのである

頭が上がらない。


社長の原動力

そしてもう一つ大事なことを感じました

それは社長の地元愛です。

社長の行動力の原動力は地元愛に起因しているのだろうなと感じ取れるような発言が多く見受けられました。

外から見てどういうイメージに映るか、を意識するよりもまずは、
私たちはこだわりのある会社でありたい。
味、ひと手間かけた商品づくり、九州らしさ、
また地元の人たちに愛される会社でありたいと思っています。

実際丸永製菓は久留米から本社を移していません

九州企業は全国展開を視野に東京へ進出してしまうことも多いです。

現に「久留米に本社があると最新情報が入りにくいのが悩み、月数回上京している。」と話している社長。

また、多くの九州ならでは商品を発売。

ここまでの地元愛が社長の圧倒的行動力の原動力であると思います。


結局一番大切なこと

結局大切なのは想いだと感じました。

商品開発も簡単なものではなかったようです。
何気なく食べていたけれど
冷凍しても柔らかいあんこというのは奇跡の発明のようです。

こんな地道な努力、先に紹介した行動力。
社長の地元愛、想いから生まれたものだ。

想いさえあればできないことなんてないのかもしれない、
そう思わせてくれるような丸永製菓の社長さんでした。

そしてそんな想いたっぷりのあいすまんじゅうが食べたい
そう思いました。


ちょっとコンビニ行ってきます。



#日経COMEMO #NIKKEI

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