サビまで聴いてもらない現代


AメロがあってサビがあってBメロ…

当たり前だと思っていたけれどこれって日本だけなんですね


ところで皆さんは音楽を聴くとき何を利用しますか?

多くの人は定額制のストリーミングアプリではないでしょうか

私も例外なくApple Music でノリノリな毎日を過ごしています

こういった定額制アプリのいいところは

手軽さに尽きると思います

この手軽さゆえに多くの人がアプリで音楽を聴くようになり

そして好まれる曲のタイプまで変化してきている。


最近の流行り音楽

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これを見ると一年長かったような短かったようなとしみじみ

(このランキングは上半期ですが)

そんなことはさておき、

このランキングの多くの曲の共通点がわかりますか?

ズバリ

"前奏"が短い、もはや無い音楽

これは音楽ストリーミングアプリの普及が関係している

アプリで音楽を聴くという行為そのものが一気に手軽になった

だから曲の頭がキャッチーな曲がウケる

前奏が長いと次の曲に飛ばされてしまうのだ

確かにサビがすっごくいい曲も、テンポよく曲を聞き放題なアプリだと見落としてるかもしれないな


流行らない日本音楽

Aメロがあってサビに向けて盛り上がる

そんな日本音楽は

大切に味わうように繰り返し一曲を楽しむレコードの時代と比べると

今の時代にはあまり適していないようですね


私は大事MANブラザーズバンドの

「それが大事」が好きです

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なんか無性に聞きたくなる

それこそまともに歌えるのはサビだけですが。

サビだけ聴いたらただの暑苦しい人にも思えます。

けれどAメロの日常感やBメロのメンヘラ感があるからこそ

サビがよりパワフルに聞こえる

なんかこの遠回しな感じは日本人の性格が出てるようにも思えますね


流行は回ります

ストーリー性をゆっくり楽しむことが流行る時代もまた来るのかもしれない




#日経COMEMO #NIKKEI

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