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本社機能分散に期待する地方学生

聳え立つビルに入ること自体がドキドキだった就活時代

九州からノコノコと上京就活をしていた私にとっては、
企業の本社ビルが聳え立つオフィス街のインパクトは観光地も同然。

特にサイバーエージェントのDJブースの衝撃は忘れられない
(カバー画像)
しばらく唖然と眺めていたことを思い出す笑

そんな企業の規模の象徴、威厳とも言える「本社ビル」
これを手放す動きが始まっていると言うのだから、
私のこの感動も早くも過去のものとなりそうだ。


この動きは当然このコロナで進んだリモートワークによるものだ。

分散出勤、在宅勤務が進めば当然従来のスペースはいらなくなる。

さらに電通は都内にサテライトオフィスを儲けたので
本社に出勤をする割合は従来の2割ほどらしい。

勤務地に縛られない、場所に対する自由度が上がる。
私はこの動きは非常に期待できると思う。

この動きが進めば地方に住んでいても働けるということも進むからだ。


地方がいいか、都会がいいか。
色々な観点からいろんな意見があると思う。

私自身も地方で生活してきて不便に思うことは特になかった。

しかし就活を経験して初めて不利だと感じた。

ビジネスのほとんどが東京を中心に回っているから。
というより東京だけで回っているといっても過言ではないと思う。

情報の遅さ、そもそも就活に対する熱量の違い。

地方学生はよっぽど熱意のある、いわゆる変人でなければ、
東京まで行って就活をしない。

企業側も高い採用費用をかけてまで
対して熱量の高くない地方学生を地方に行ってまで採用しない。

結果ビジネスが東京だけで回ってしまうことになっている。

私はこの事実を知ってもう一度やり直すならば
東京の大学へ進学していたと思う。
それくらい地方は日本の中心ビジネスと距離があると思う。

しかし地方の人が都会に比べ能力がないということは全くない。
地方から企業する人もいる。
彼らも結局東京に行ってしまうが。

地方は単に機会が少ないだけ。

本社集中型の社会が崩れていけば、
自ずと異常な熱意の変人でなくても
地方の人がこれまで以上に日本経済に参画できる機会に触れられる。


本社機能の分散は地方の私にとっては
以上のような理由ですごくありがたく期待できる社会の動きだと
捉えている。



#日経COMEMO #NIKKEI

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