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新型コロナウイルスの現在地。スポーツイベント主催者として、僕らが今出来ることと行うべきこと。

こんにちは。
まさに僕は今日から新型コロナウイルスの影響で在宅勤務となり、ちこちこと自宅のリビングで仕事をしています。
出社が禁じられている訳ではないのですが、高校生になる娘も自宅待機になっているので、職人の仕事をしている奥さんより比較的自由度のある僕が自宅で娘がちゃんと勉強をしているか監視しながら、家事もちょろっとやりながらという感じです。

あ、最初に言っておきますが、このnoteで何かを批判したり、政府やWHOの評論をするつもりはありません。タイトルにも書きましたがあくまで地域スポーツイベントに携わる一個人としての現在の気持ちを記しているだけです。

で、まずは参考に新型コロナウイルスの現状と経緯をNewsPicksさんがまとめてくれていますのでご確認ください。
※これ、めっちゃ良くまとまってる

で、僕は何者かと言うと、旅系のコミュニケーション会社でプロデューサーというなかなか説明しにくい役割を担いつつ、地域とかスポーツに関わる色々なアクションをしていて、僕の仕事の一つに地域スポーツイベントの運営があります。

今、僕が仕掛けているスポーツイベントは開催が4月後半で今後の社会の動きを見ながらもうじき判断をしていかなくてはいけないという段階なのですが、とても難しいですね。

正直な話をすると、2月に入ってからイベントのエントリーがガタ落ちで、協賛頂く予定だったスポンサーさんも判断保留や白紙撤回が相次ぎ、もはやどうしようもない状態に陥っています。
東京マラソンの一件でご存知の方も多いかと思いますが、スポーツイベントは開催前にかなりの準備・広報・事務局費用がかかってしまい中止したからと言って多少マイナスは減ったとしても、そのお金は返ってきません。
※だから、エントリー費用の返金は無いというのが一般的です

一方、エントリーを頂いた数千人の参加者の方のSNS投稿や事務局へのお問合せ、地元の温度感では何とか開催をして欲しいという熱意もひしひし感じています。当然、事務局のメンバーもここまで一年がかりで準備をしてきたことを無駄にしたくない想いも強く、開催に向けての最大限の努力は辛くても苦しくても、その責任の中で行うつもりです。

とにかく早く収束して欲しいです。
気温が上がる事でウイルスが弱体化したり、即効性のある薬が見つかるなど、混乱の終焉となる事を願います。
また、この数週間で短期的に駆逐できる可能性があれば、徹底的にやるべきとも思います。
※WHOがパンデミック宣言して世界中が冬眠状態に入るなど強制力も致し方無いと思う派です
しかし、もしかしたら、万が一、考えたくないですが、暫くの期間この状況が続くこともあり得るのかもしれません。

だとしたら、どうするかだと思います。

僕ら人間は、社会と接続をして経済活動を行いながらその対価を回し合って生活をするという、人と人の繋がりが前提のサイクルで生きています。
今の環境は、ある意味そのサイクルが回せない無理がある状態に押し込まれていて、この無理は長くは続かないのではないか?
今回のケースでウイルスを駆逐するためにサイクルを回さないのは、リスクのバランスが悪すぎるのではないか?
と、懸念します。
もちろん経済的なリスクだけじゃないですよね。
愛する人との時間を奪われている人もいます。
人生の目的を失ってしまう人もいるでしょう。

語弊がある言い方であれば申し訳ないですが、新型コロナウイルスの影響で自粛して何もかもやめることが本当に良いことなのでしょうか?
感染したら即、命に影響があるようなウィルスであれば、ほとんどパニックムービーやSFホラーですが、本当にそこまでなのでしょうか?
マスク不足、トイレットペーパーなどの買い占め、人種による決めつけなどあまりに過剰でインフォデミック化してはいませんか?
新型コロナ以外の感染症や人類に危機を与えている要素って、もっと他にもあったような気もするんですが?

だからって、いいからやってしまえ!と言っているのではないですよ、もちろん。むしろ、利己的な考えで危険を増幅するのは大反対。

僕は出来る事なら冷静にバランスを取りたい。
思考を停止して、無責任な報道や情報を鵜呑みにし、周りが中止だから中止、取りやめた方が無難だからやめるではなく、この新型コロナウイルスという感染症をもうめちゃくちゃに恐れて必死に情報を集め、一方失うリスクもしっかりと把握をして、社会的に支持されるギリギリのラインを見極めて、最適なタイミングで真ん中の判断をしたいです。
とにかくこの様な状態の中でも少しでもポジティブなメッセージを発信して、そこは冷静でいながらも思い切りエモーショナルに意図を伝えていく事が必要なのではないかと思います。

しっかり準備して潮目を見極めて、最適な答えが最速で出せるように。
その時に備えて、準備をしないと潮目が変わった時にすぐ動けないですし、そもそも潮目が読めなくてタイミングを逃すことになりかねません。
考えて、苦しんで、もがいても、流されず、流れを掴んで、バランスを取り、前を向ける様に冷静に判断をしたいと思います。
たかだか、地域のスポーツイベントだからこそ出来ることかあるのではないかと考えてます。

コンプライアンスに対する過剰な反応もそうですが、真面目で素直なこの国の人は、"リスクの精神的アレルギー体質"なのかもしれないと思います。
そもそも、リスク(risk)とは不確かさや影響の意味のはずなのに日本語で「危険」と訳したりします。それはDangerやHazardという言葉がちゃんと存在するのに。
このままでは、新型コロナウイルスにやられる前に、自ら破滅の道を進んでしまいそうです。

繰り返しですが、リスクヘッジをしっかりしたうえで、バランスを取って自らの意思でポジティブな判断をすることが大切なのだと思います。
一人一人の人間が、全ての意思決定者が、情報を発信する人が、思考を停止せずに、しっかり考えて冷静に勇気を持って前を向くようにすれば、この環境と折り合い、人間らしい生活を維持しながら長期的にウイルスに打ち勝つというオプションも成立すると信じます。

最後になりますが、世の中が明るく楽しく幸せになりますように。
たとえ、どんな状況でも無駄に潜り込まず、少しでも明るい方を目指して進んで行きたいです。

この混乱を温床にして蔓延しつつある「リスクアレルギーウイルス(仮称)」という新種のウイルスに負けないために。

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お読み頂きありがとうございました。
アレルギーと言えば僕は花粉症も地味に恐怖w

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