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生産性を高める3つのアプローチ-『自分の時間を取り戻そう』を読んで

こんにちは。カントです。

ブログ第2弾は最近読んだ本について。ちきりん著の『自分の時間を取り戻そう』を読んでの気づきとアウトプットについて書いていこうと思います。

『自分の時間を取り戻そう』とは

『自分の時間を取り戻そう』は、社会はブロガーのちきりんさんが執筆した本です。

最初に4人の各々異なるバックグラウンドを持った人が紹介され、様々な理由で忙殺されている様子を説明するところから始まります。

それぞれ異なる理由で多忙を極めているのですが、その根本の理由は「生産性の低さ」です。

ほいだらどうしたら生産性が上げられるのか、というのが本書の内容です。

(この本に出てくる勇二という人物がスタートアップ企業の経営者なのですが、労働環境やそこで起こる問題の描写が非常にリアルです。わかるぅ〜〜〜!と首を縦に振りまくれるはずなので、ぜひ読んでみてください。笑)

生産性を高める方法

本題の生産性を高める方法ですが、端的に述べると、「インプットを減らす」です。

「生産性」を式で表現すると、上記のようなかたちになります。

働き方を工夫することで働く時間(インプット)を減らして、今までの成果を維持できれば、必然的に生産性は上がるよね、というお話です。

生産性を高めるために実施した3つのアプローチ

本書では働く時間を強制的に減らすことでいかにして少ない時間で業務を遂行できるかという思考を始めることができる、と述べられていました。

実際にやってみたのですが、言うは易し行うは難し。なかなかうまくいきません。

とはいえ取り組む中で見えてきたものもあるので、僕自身が試して効果が効果がありそうなアプローチを紹介できればと思います。

①業務の「パッケージ化」

日々の仕事で多忙を極める大きな理由の1つに、業務が「自分にしかできない仕事」で溢れていることが挙げられます。

どんなに工夫しても自分にしかできない仕事というものは存在しますが、業務をパッケージ化することで「自分以外でもできる仕事」にすることができるケースも多くありました。

・クライアントへの進捗報告
・自社サービスのオンボーディング(導入初期のサポート等)
・見込み顧客からのお問い合わせへの対応

「スタートアップだから」、という言い訳はイケていませんが、上記の基本的な業務でさえもマニュアルを用意しておらず、自分にしかできない仕事になっていました。

インターン生を採用して人が増えているにも関わらず、権限委譲できずにパツパツのままだったのです。

マニュアルを作成して業務をパッケージ化することによって、徐々に手離れが良くなってきました。

②使い回しができるものがないか検討

業務を削減する上で、今取り組もうとしているものの必要性を疑うのも非常に有効でした。

必要性を検討する上でおすすめの切り口が、「今あるもので使い回しができるものはないか」という考え方です。

僕の仕事で具体例として挙げられるのは、求人票の作成。

今まで、クライアントのヒヤリングをもとに、数時間かけて求人票を作成していました。他社サービスで利用している求人票をもらい、それを元に作成するようにしたところ、作業時間を半分以下にすることができました。

丸々代用することができなくても、今あるものを活用することで作業時間を大幅に減らすことができるのです。

③テクノロジーの活用

職場に頼れるエンジニアがいるのであれば、作業を効率化するツールを作ってもらうのも1つの手です。ツールを使うことで作業時間を大幅に削減できることもあるので、必要性を感じたらお願いしてみると良いでしょう。

ただし、明確な理由なくお願いすると嫌がられてしまうので、下記の情報は必ず伝えてお願いするようにしてください。

1)作って欲しい機能
2)機能開発によって得られるインパクト

さいごに

業務が多忙になればなるほど視野狭窄になって「業務を減らすためにはどうすればよいか?」という発想を持ちづらくなるものだと感じます。

その意味でも、今回この本を読めたことは本当に良かったです。

まだまだ業務効率化の余地はあるので、引き続き精進したいと思います。

それでは、今日はこのへんで。



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