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GR DIGITAL IIでスナップ(とRawTherapee現像)

 GR DIGITAL II(以下GRD2)入手すぐの試し撮りがいきなり夜間となっちゃったので、今日は用事で出た道々で少しカラースナップしてきました。
 RawTherapeeでの現像テストもしちゃいましょう。

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 GRD2のレンズ、さすがGRを名乗るだけあって歪曲収差が実に小さい……んだけど、さすがにゼロではないか。このレベルならかなり小さいとは思いますけれど。

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 RawTherapee、GR DIGITAL用の補正プロファイルが入ってて、僅かな歪曲をさらに修正できちゃう。こっちは補正したもの。歪曲収差の他に若干パースがついてたのも直してます。
 しかしGR DIGITAL初代とII、IIIとIVで別レンズなんですが、プロファイルは「GR DIGITAL & Compatibles」になってました。IIならいい感じに見えますけれど。
 リコー機だと他にCaplio GX、GXにDW-1(ワイコン)、APS-C版のGR、それからなぜかCaplio RR30に対応。ちなみにRR30のレンズは他にCaplio G3, G4, 300G、あと多分コニカデジタル現場監督DG-3Zにも使ってます。

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 RawTherapeeが面白いのは、Hald CLUTという機能でフィルムシミュレーションができるんですよね。フジフイルムのデジカメも真っ青。しかもこっちはコダックとかアグファのフィルムも真似られる。コニカないけど。
 まあ、私はあんまりフィルム詳しいわけじゃないんですが、それでもフジのネガフィルムだと「ああ確かにこんな感じだったような」って。
 上のカットはコダクローム25風。1974年発売で2001年に終了してるらしいので、今や歴史的フィルム。

 でもって周辺光量落としたり、ハーフNDフィルターをかけるような機能もあるので、色々いじってみました。

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 オリジナルはこんなんです。インスタ映えは作れる!

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 これは大体撮ったまま。

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 これはフィルムシミュレーションがAstia 100F風、主に露出補正や明部補償など露出まわりをいじりました。
 しかしまあ、やっぱり1/1.75型1000万画素CCDとなるとダイナミックレンジに限度はあるので、飛んでしまった明部はほぼ救えず、暗部も持ち上げるとノイズ乗ってきますね。もちろんRawTherapeeで詳細なノイズリダクションもかけられます。

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 これは撮って出し。やっとGRっぽいスナップかな。
 私は元々中望遠でスナップするのが好きなんで、「これ」という何かを見つけてそれを撮ろうとしちゃう。GRD2を持っててさえ「これ」を探していて、見つけたら寄りまくってそれを撮ってる。
 広角でのスナップって、「これ」じゃなくて「この場」とかを撮るもんですよね。
 まあ広角で肉薄して撮ってもそれはそれで表現にはなるでしょうけど。GRD2は寄れるからそれはそれで撮れますしね。

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 GR DIGITALシリーズは思い切り寄れるし、寄っても被写界深度が浅くなりすぎないから、こういうのは撮りやすい。
 ちょっとホワイトバランスが青っぽくなったんで、調整しました。

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 フィルムシミュレーションはトライXで万全。

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 これはProvia 400Fのフィルムシミュレーション。

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 なんの気なしにフジのFP-3000Bなるフィルムのシミュレーションをかけてみたんですけど、これInstax用の高感度モノクロフィルムか。

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