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XiaoYi 42.5mmF1.8実写レビュー

 昨日のやつ、撮ってきましたよ。
 カメラはLUMIX DMC-GF1、1200万画素です。

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 F3.2。50ドルの、どこか有名メーカーの設計だという話も聞いてないレンズなんですが、使ってみると普通。至ってふつうによく写る感じ。
 よく見ると微妙に糸巻き型の歪曲収差があるかな、って見えなくもない、けど気にするレベルでもないでしょ。

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 間違えてF1.8で撮っちゃった遠景なんですけど、別にピクセル等倍で見ても十分解像していて、おや全然いけちゃうな、って感じ。
 若干周辺光量落ちとか、電線に色づきがあったりするかな、って程度で。
 逆光耐性も少し心配してたんですが、まあ冬とはいえ13時頃だから問題にはならんかな。夕方に試す機会があればまた。

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 F8まで絞り込んでみると、中望遠でもまあまあ被写界深度も深く使える。

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 多分マクロモードにしたF3.5。
 どっちかというと遠景より近景でアラが出るレンズかな、と思ってるんですが、マクロモードにしてF3.5だと良くなっちゃう。円形絞りですしね。

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 もうひとつマクロモードF3.5。うん。十分良い。

 しかしレンズより、LUMIX GF1のAFの癖が強かったなあ。センターAFで小さめのものに合わせようとしても、すぐ後ろに飛んでいく。測距範囲が1点でも広すぎるのかな。しかも一度遠くに合ってしまうとテコでも手前に来ないの。

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 間違えてマクロモードで撮った遠景ですが、特に問題なし。

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 これもマクロモードのまま。F7.1。
 絞ったからカリカリにシャープになる、という感じでもないかも。

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 ボケの変化を見ると、これが開放F1.8(露出は1/4000秒になってて少々オーバー)。開放のボケは正直あんまりよくないかも。
 ピント面が薄くなりすぎて扱いづらいのと、ブルーフリンジも目立ってくる。遠景よりやや近接が弱いレンズかな。十分使えるとは思いますが。

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 マクロモードのF3.5になると、量は減るけどぐっと落ち着いたボケになる。

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 F5.6。さらに落ち着く。

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 開放の切り出し。シャープさが落ちてるのと、フリンジが出る。
 一応メーカー的にもポートレートレンズだといってましたが、ちょっとやわらかい描写になるのは狙いかもしれない。フリンジはポートレートでも良くない気もするけど。

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 F3.5だとぐっとシャープになってる。

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 じゃあF5.6。大きくは変わらないかなあ。

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 もうひとつ、開放でのボケ。点光源が口径食でレモン型になってますね。

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 枝がこんなうるさいボケ方しちゃうこともある。
 遠景なら開放からいけるけど、ボケが出ちゃう近距離の開放は、悪いときは悪く出ちゃう感じか。

 使ってみると、私レベルだと何の文句も出ないくらい。
 近接のボケがちょっと、というのはマクロモードにしちゃえばすっきりするし。

 100mm前後の中望遠レンズは猫撮るのにもいいんだけど、あいにく今日はほとんど会えず。

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