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オールドレンズから新型フィルムカメラまでいろいろ買えました

 久々にハードオフに行ってみたら気になるものが多数見つかり、あれこれ買ってきちゃいましたよ。
 オールドレンズ1本、ミノルタのAFレンズ1本、フィルムコンパクトカメラ1台、110フィルムカメラ1台、デジカメ1台と。
 これだけ買って1700円だから、チープな遊びというものですが。

オールドレンズ:MINETAR 200mmF4.5

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 よくわからないレンズは時々発見されるもんですが、MINETARというのは聞いたことがない。みねたー?
 PENTAXのカメラに取り付けてる通り、M42スクリューマウントに取付可能なレンズでした。

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 MINETAR TELEPHOTO LENS 1:4.5 f=200mm No.H46885 TOKYO KOKI CO., LTD.と。東京光器or光機?
 検索してみると、かの中村文夫さんの記事にて、今のトキナーが写真レンズに参入して、最初に組んだみなと商会という会社のブランド「マイネッテ」に合わせて「マイネタール」と名付けられたそう。みなと商会だからってミナトールにしちゃわないあたり少々洒落てるかも。

 絞りはプリセット絞りの手動。見ての通りの円形絞り。
 それからフードが多分取り外せない一体型。ねじで回したら外れるかな、と思ってたら絞りの直前で前玉ごと回っちゃって、試しにそのまま回してみたら前群が外れました。せっかくだから中玉もちょっと汚れが見えたので拭いてみました。

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 とりあえずシャッター切ってみた感じ、かなりカラーフリンジが出るけど解像力はなかなかあるっぽい。まあ動物園にでも持っていってみるかな。

 それからこちらのサイトによると、MINETARはマウント交換式で、当時はペンタックススクリューの他、エキザクタ、ミノルタSR、キヤノンR(キヤノンフレックスのマウント)、ニコンFがあったようです。
 奇しくも私にとって一番扱いやすいペンタックススクリューのマウント部品を手にしたので、またMINETARに遭遇してもマウント気にせずいけるぞ。
 たった300円で面白いの手に入れちゃったな。

Aマウントレンズ:ミノルタAF 24-85mmF3.5-4.5

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 ミノルタは結構24mmスタートの標準ズームを出してて、24-85はわりと評判がいいやつ。F値も明るめだし、APS-Cで使っても36mmスタートでちゃんと広角から使えるし。
 ただ前玉のすぐ裏が曇ってる個体をよく見かけるけど、持病かな。今回拾ったのも斑点状に曇りが見えてますが、比較的軽症っぽいので。300円だからなあ。
 じゃあ前玉外して清掃すれば……ってやり方が恐ろしいわ

 このレンズは93年のI型と、97年のNewがあるんですが、違いは円形絞りになってることらしいんですけど、外観一緒なのかな。ネットで見る限り区別できないぞ……。

110カメラ:Kodak TRIMLITE INSTAMATIC 48

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 110カメラというのはなんとも愛しい形してますね。
 まだフィルムも売ってるし現像もしてもらえるんですけど、まあかなりコスト高になるのも否定し難い。ま、正直これは単なるオブジェとして買いました。レザー張りとかいいじゃないですか。

 TRIMLITE INSTAMATICシリーズは、70年代後半くらいの商品。
 シリーズに18~48まであって、48が一番上のクラス
 18が25mmの単玉レンズで固定焦点。28はシャッター速度可変の自動露出になり、38はピントを近接・遠方の2段階調整ができ、より広い範囲の自動露出。
 48は最上位モデルだけに、26mmF2.7のEktarレンズ。偉そう。
 そしてなんと二重像合致式レンジファインダーがついていて、ちゃんとピントが合わせられる。でもってもちろん自動露出。

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 しかし、自動露出のために電池が必要で、その電池が7K31とくる。これはどうしようもないな……。
 電池なしでも単速でシャッターは切れてるみたいですけど、どうもなんかシャッタースピードが早すぎる気がする。ちゃんと露出取れそうにないかな。
 正直、今撮影するなら、電池がいらないTRIMLINE 18でないと難しそう。

 ま、いいの。これはオブジェ。300円だし。

フィルムカメラ:Fujifilm Silvi 70

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 21世紀に入ったあたりで、もうデジタルカメラに食われて使う人がどんどん減っていたフィルムコンパクトカメラですが、このSilviシリーズはそれくらいの頃から展開され始めたシリーズでした。つまり新型のフィルムコンパクト。これより新しいのあんまり存在しないので。
 まあ、フィルムも売ってるフジだから最後までカメラも責任持ってやってた感じでしょうか。

 70はSilviでは最も下っ端。末期のフジにはかなり高級感のあるフィルムコンパクトもあったんですが、Silvi 70だとさすがに普及品って感じ。FinePixのAシリーズみたいな雰囲気がある。
 レンズも2倍ズームで、35-70mmF5.2-9.8。5群5枚。けっこう暗いですけど、ISO400や800くらいを入れればまあ十分使えるかなと。最短撮影距離は80cm。

 レンズバリアの開きが遅いという微妙な状態な部分はありますが、しかしまあ気をつければ撮影はちゃんとできそう。
 この手の廉価なフィルムカメラって、10年くらい前だと本当に二束三文だったもんですが、最近人気ありますからね。これも300円は安かった。

デジカメ:OLYMPUS CAMEDIA C-150

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 多分2002年末か2003年くらいの製品かな。
 その頃だともう珍しくなった単焦点レンズのカメラ。
 もしかすると、日本にはあまり積極的に売られなかった機種かも。その頃は日本の購買力が高くて、ローエンドの値段でも3倍ズーム機を各社とも用意できてました。
 もっと購買力が低い海外向けに、もっともっと安くしたモデルをラインナップする必要があって、それがこのCAMEDIA C-150。

 とはいえ、一応日本語対応はしてたので、何らかのルートで日本向けにも売ってはいたそうです。ジャパネットたかたでパソコンに付属させてたりしたのかな。

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 液晶モニターが超粗くて笑っちゃう。廉価機ですねえ。
 この頃のは光学ファインダーがあるので、電池持ちを重視するなら液晶を使わないというのもひとつの選択でした。

 センサーは1/3.2型200万画素CCD。レンズは換算35mmF2.8。
 固定焦点じゃなくてAFはあります。

 この時代のオリンパスの定番だった、ボディ前面のスライドバリアを開くと起動するタイプ。これ私好きなんですよ。
 で、ズームレンズを使ってないから、レンズの繰り出しがなくて素早く起動する……と期待したのに全然素早くない。開けてから5~6秒待たないと撮影できない。ずっこけ。

 ま、懐かしみつつスナップでも撮ってみますよ。


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