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書評:エマニュエル・トッドの思考地図

エマニュエル・トッドの思考地図
著者:エマニュエル・トッド、訳:大野舞
出版:筑波書房


いつも思うのは、書評といいつつ、そんなに内容に触れていないな~ということ。笑並行していろいろな本を読んでいるから時間がかかってしまう+ほぼすべてkindleだから、あんまり頭に残っていないのかな?笑

エマニュエル・トッド、現代最高の知性とよく言われている。ソ連の崩壊の予言的中的な感じで有名になったのかな?家族人類学の先生。シャルリとは誰か?も今読んでる。

この人の書きぶりはとても分かりやすいけれど、同時に敵も作りそう(そしてそれを気にしなさそう)、な感じ。謙虚で含みを持たせているけど、ストレートに読者に伝える感じ。日本好きで、マクロン大嫌い。EUも嫌い。

インプット、思考、アウトプット、それぞれ求められている。でも現代の支配層は、思考や新しいアイデアを必要としない教育によって生み出されたリーダー。それでは複雑で多様な課題にまみれた世界をより良くしていくことはできない。

そこで求められるフレームワークは以下の通り。
入力、読書などを通じたデータの蓄積。
思考、脳内での処理プロセス。「着想」「モデル化とその検証」「分析」などに細分化できる。
出力、話す・書く・伝える。

この当たり前のステップを丁寧に踏むことで、私たちは新しいアイデアを生み出せるようになる、大事だなあ。

特に印象に残ったのは、人類の究極的な目的は真実を知るのではなく本質を忘れるということ、人間は死ぬことを知っている動物だからこそ、死と向き合わなければならない。そのことから目を逸らす、というのが多くの人が行き着く先。 

あとは章立てで考えるのも、いいなと思った。


私にとって章立てや構成を考えるのは、思考というよりも技術的なものなのです。たとえば車検をするときのことを思い起こしてみましょう。車検のためのチェックリストがあり、技術者はそれに沿って、ブレーキやエンジンについて順番に検査をしていくだけで、考え込んだりはしないでしょう。


読みたい本とりあえず買うから、どんどん溜まっていく。。。とりあえずアンソニー・ホロヴィッツとブロムシュテットの自伝を読もう。

それでは!

ひろゆきのインタビュー
https://originalnews.nico/24464

https://book.asahi.com/jinbun/article/14053946

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