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【一級建築士・製図】記述対策/設備

こんにちは。にゃーにゃーです。


一級建築士の製図試験、

プランを納める練習や、作図のスピードアップも大切ですが、
記述の対策もとっても大切ですよね。


今回は、通勤通学の移動時間や、ちょっとしたスキマ時間に
さくっとチェックできるよう、

私が2年間の勉強で収集した「記述の文章」お伝えします!


本記事では「設備」について。

別記事にて「計画」と「構造」を載せています↓↓↓↓

ちなみに
私の製図試験遍歴は下記の通り

2020年(令和2年) 製図試験受験  課題『高齢者福祉施設』
→不合格 【日建学院・通学講座】


2021年(令和3年) 製図試験受験  課題『集合住宅』
→合格 【TAC・通信講座】


>> 空調方式

>空冷ヒートポンプパッケージ方式(天井カセット型)
各室毎に個別の制御ができ、CO2発生量を抑えることや省エネルギー効果が高く環境負荷低減に有効で経済性に優れることを考慮して、空冷ヒートポンプパッケー
ジ方式(天井カセット型)を採用した。

>空冷ヒートポンプパッケージ方式(床置きダクト接続型)
天井が高いホールは、多目的に利用する用途であるため、吹き出し能力が高く安定した温度分布が図れる、空冷ヒートポンプパッケージ方式(床置きダクト接続
型)を採用した。

>ダクト併用ファンコイルユニット絵方式
住戸の空調方式は、快適な空気環境を確保するため、個別制御が容易で、設備機械室に設置した空調機からダクトによって新鮮空気を送り込む方式を採用した。


>> 給水設備

>水道直結直圧方式
階数が3階建てであることから、受水槽やポンプなどの設置スペースが不要で、維持管理がほとんど不要となることから水道直結直圧方式を採用した。

>ポンプ直送方式
5階建の高齢者施設という特性上、給水は同時利用が予測される時間帯においても、各住戸に100kPa程度(70kPa以上)の安定した給水圧力で供給できるよう、一
旦受水槽に貯めるポンプ直送方式を採用した。


>> 排煙設備

建築物全体に開放できる窓が十分にあるため、開閉機構が単純であり、保守が容易で作動の信頼性が高い自然排煙方式を採用した。

開口部(有効開口寸法)を有しない室、空調負荷を一定としなければならない室は機械排煙とし、各階に排煙ダクト、排煙口を設け、屋上に設置した排煙機に直接
接続する計画とした。

天井高さが3m以上のため、排煙口は床面から2.1m以上、かつ天井高の1/2以上の高さに設けた。(3m未満の場合は、天井面から80cm以内)


>> 照明設備

廊下、便所、倉庫などのように間欠的で短時間の使用になりやすい部分の照明制御については、天井面に設置した人感センサーによって在室者等の有無を検知し、必要に応じて点滅する方式とすることで省エネルギーに配慮した。

居室、廊下部分の常夜灯(足元灯)についてはLED照明を用いることで、省エネルギーに配慮した。

デイルームは、家庭的な雰囲気を出すため、丸型蛍光灯とLEDダウンライトを配置した。

ホールは、講演会、展覧会などの使用目的に合わせ、200~750lxまで対応可能な全灯調光による照明とした。

外光を積極的に取り入れるとともに、昼光補正制御や初期照度補正制御を行い、適正照度を維持する計画とした。


>> 電気設備

受変電設備は、施設内の幹線ルートの合理化を図るために、外部から引き込んだ高圧幹線のルートが極力短くなるよう、1階の電気室内に設け、耐久性及び安全性にも配慮した。

EPSは電気室の直上に設けるとともに、共用部から点検できるように計画することで、メンテナンス性にも配慮した。

自家発電回路にはスプリンクラーポンプ以外にも、停電時において最低限必要な照明や、防犯、防災関係の設備を含める計画とした。


>> ほか設備

>消防設備
スプリンクラー設備及び排煙設備用に設置の必要な非常電源を供給するため、屋上の配線経路ができるだけ短くなる位置に自家発電機を設けた。

>避雷設備
避雷針を、建築物全体が保護角60度以下の保護範囲に入るように計画するとともに、突針部は風圧力に対して安全な構造とした。

>機械室設備
機械室は、日常のメンテナンスや機器の更新性を考慮し、サービス用駐車スペースに面した位置に計画した。


>> パッシブデザイン

屋上を積極的に緑化することにより、日射による熱負荷を抑制するとともに、冷房負荷の低減を図った。

南側には水平ルーバーを、東側及び西側には垂直ルーバーを設け、開口部の日射を遮蔽することで、外部負荷の低減を図った。

夏期の日射を遮るため、軒の出及びバルコニーを奥行きを1.5mとし、日射の遮蔽効果による熱負荷の抑制を図った。

開口部には高断熱、高気密サッシ及びLow-E複層ガラスを採用し、冬期における熱損失を防ぐとともに、夏期における日射熱を防ぐことで遮熱性能及び断熱効果を上げる計画とした。

ヒートブリッジや結露防止に対して有効な外断熱工法を、屋根及び外壁に採用した。

冬期は壁・天井の断熱性能を上げることにより、室温の流出を防ぐとともに、窓から入る日射を活用し、室内に蓄熱することで、夜間の暖房エネルギーの削減を図った。

エントランスホールは3層分の吹き抜け空間とし、開閉式トップライトを設けることで、安定した自然採光を各階の共用部に確保するとともに、縦方向の通風を確保した。

吹き抜け上部に開閉式のトップライトを設け、垂直の風の抜け道を作ることにより、温度差や気圧差による煙突効果を活用した通風、換気により、快適性を向上させた。

各室に広い開口部、間仕切り壁の通風欄間及びハイサイドライトなどにより、自然換気、通風が促されるようにした。

主要な室やホール、廊下、吹抜け等にできるだけ開口部を設け、通風を確保することで、自然換気にも配慮した。

空気式太陽熱集熱パネルを屋上に設置し、取り入れた外気を暖め、ダクトを通じて床下に放出し、居室へ送ることで、自然エネルギーを活用した暖房とし、環境負荷の低減を図った。

井水を緑化への散水に利用することで、気化による熱負荷の抑制を図った。

アースチューブを地中に埋設し、外気取り入れダクトから地下の設備配管ピットなどに外気を通し、熱交換をして室内や空調機に送り、空調負荷の低減を図った。


>> アクティブデザイン

節水型衛生機器を採用することにより、水質源を保護するとともに、ポンプ動力の節減を図った。

屋根に太陽光発電パネルを設置し、太陽エネルギーを直接電力に変えることで、昼間の電力需要ピークを緩和し、温室効果ガスの排出量を削減し、地球温暖化防止を図った。

水式太陽光集熱パネルを屋上に設置し、床暖房や給湯の補助熱源として利用することで、燃料消費量とCO2排出量を削減した。

地中に埋設した地中熱交換器から取り出したエネルギーを冷暖房や給湯のヒートポンプの熱源として利用することで、電力消費量とCO2排出量を削減した。

換気設備については、給排気に伴う熱損失を低減する全熱交換器を設置して、空調エネルギーの削減を図った。

照明エネルギー低減のため、電力消費の少ないLED照明器具を採用するとともに、開口部を多く設け、自然採光を取り入れる計画とした。

人感センサーやタイマー制御により、節電及び照明の長寿命化を図った。

発電の熱を空調・給湯などの熱源として有効利用するコージェネレーションシステムを採用した。

省エネルギー効果が高く、CO2の発生が少ないことから地球温暖化対策にも有効で環境に優しいヒートポンプ給湯器を採用した。

外気温が-20℃以下となる寒冷地においては、能力の低下が考えられるが、温暖な地域では、安定した湯量・湯温が確保できるためヒートポンプ給湯器を採用した。

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