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縄文ZINEと行く旅を催行しました!レポ

先週末、11/8(金)、11/9(土)と、クラブツーリズム+縄文ZINE「国宝土偶5点鑑賞とハート形土偶に出会う「はじめての縄文」長野・群馬へ2日間」。を催行してきました。

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参加者は35名ほど、年齢層は高いのですが、ほとんどが女性。大型バスで縄文を見に行きます。来てくれたお客さんの中には東京の新宿で朝早い出発にかかわらず関西や、北関東からいらした方も何人もいて、なんだか申し訳ない気持ちと身が引きしまる気持ち。この人数でこのでかいバスであの何もない遺跡に行くのかと思うと胸熱なのですが、楽しんでもらえるかは少し不安でもありました。

最初に行ったのは長野県浅間山の麓、浅間縄文ミュージアム。ここでは館長の堤さんに館内をダジャレ混じりに説明していただき、じっくりと焼町土器を鑑賞。僕は「焼町カッコイイ」しか言わなかったのですが、刷り込み効果で焼町ファンが増えたはずです。こちらの企画展で出ていた郷土(ごうど)式土器もでかくてインパクトがありました。

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そのあとに焼町土器の出た川原田遺跡(写真上、岸田劉生風に写真撮れた)とそのすぐ近くにある遺跡の湧き水が美しいスポットなどを見学。そして田んぼの真ん中にそそり立つ「北沢大石棒」を見に行く。石棒にペタペタと触ったり抱きついたり、遠巻きに見たり、思い思いに石棒と向き合う。なんの変哲も無い田舎にでかい観光バスが停まっている様もまた不思議な光景でもありました。

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初日の夜は「はじめての縄文」講座も開きました。途中遺跡クイズをやったのですが、正解率悪し、そもそも無理があったかもしれません。講座で一番盛り上がったのは、「縄文ZINEは文字が小さい」というところだったのが、参加者の年齢層の高さを物語っています(若い人もいましたよ!)。持って行った本も全部売れました。持って帰る羽目にならなくてよかった…。

2日目は朝から長野県立歴史館の国宝土偶展。写真撮影禁止なので写真はありませんが、良くも悪くも国宝土偶5体のみという「シンプル」な展示。しかし、流石のスター達はオーラが違う。参加者の「感動しました」との声も聞こえました。

国宝土偶を堪能した後は、近くの考古館「さらしなの里歴史資料館」。ザ・地元の考古館という趣で、いやぁ落ち着くなぁ。楽しい土器もあったよ!ツアーの参加者たちも結構楽しんでくれた。

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さらしなの里を楽しんだ後は、一気に群馬に。群馬県立歴史博物館の「ハート形土偶大集合」展へ。このハート形土偶展、そのタイトルとチラシの軽さと岡本太郎に絡めるコンセプトからは想像できないくらいコアな企画展だった。マニアもマニアじゃない人も大満足できる企画展だと思う。
12月1日までやっているのでぜひ!

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ここではもう最後なので気が抜けてツアー参加者に向けレシーバーでいらんことをたくさん言ってしました。こちらの展示も撮影禁止です。

天気にも恵まれ、楽しい2日間でした。参加者のみなさん、ありがとうございます。僕も楽しかったです。地方の縄文巡りって、車がないとなかなか行きづらかったりするので、こういうツアーは結構重宝するんだと思います。もしかしたら来春、第二弾があるかもしれません。その時もぜひ!



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