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TATEANASというバンドを作りました。

フリーペーパー縄文ZINEプロデュースでTATEANASというバンドを作りました。まあその実態はmogsanというバンドと大石晴子さんというシンガーのユニットで、歌詞も曲もmogsan。安心のmogsan品質です。(mogsan品質に関しては聞いてください!)

縄文ZINEの企画作りのコンセプトは創刊号から「縄文+現代カルチャー」で作られていて、それは現代人の僕たちが縄文時代を想うための一つの補助線であり、最も古いものと最も新しいもののマリアージュでもあります。サブタイトルの「都会の縄文人ためのマガジン」とはそう言ったことなわけですが、今回のTATEANASはなんと「縄文+シティポップ」。雑誌のコンセプトを上手く音楽で表現できたと思います。

そもそものきっかけは、mogsanというバンドが「恋する縄文」という曲を作っていて、それがすごく良いなと、縄文ZINEのイベントなどでかけていたことから始まります。なんやかんやあってmogsanとも知り合うわけですが、「もっと縄文の曲つくんないんですか」とか、「縄文最高ですよ」とか、色々とそそのかしていたら、mogsan自身もなんだか乗り気になってしまったというのが今回のリリースにつながっています。いやあ、縄文という未だ大きな市場を持っていない大海に(そして荒波)に漕ぎ出さしてしまい、大変申し訳なくもあるのですが縄文ZINE自身も当事者としてTATEANASをやれる範囲でパワープッシュしたいと思っています。

現代で縄文を歌うことについて、mogsanと話をしました。シティポップで歌うのならやはり現代から縄文時代を想う方が良い。今を生きる普通の人の普通の気持ちで縄文時代を考えるのがいいなと。例えば月曜日に仕事行きたくないなって現代人が思うように縄文人だって狩に行きたくない日があったっていいんじゃないか、そういう等身大の縄文人を歌えないだろうかと、縄文すげえじゃなくて、気の合う仲間のような、なんだか友達になれるようなそんな縄文人を描けたらいいよね、と。

まず「縄文人に相談だ」という曲ができて(これは僕の著作のタイトルでもあります)、デモバージョンを聴かしてもらい、その時点でmogsanは最高だなと思ったわけですが、その感動も冷めないうちにもう一曲できたと連絡があり、彼らの本気度もハッキリと感じました。

バンド名のTATEANASもmogsanと決めました。気持ちのいい語感と、分かりやすさ、そして少しバカバカしさが込められたいい名前だなと思っています。タテアナズ、アクセントは「タ」に置いてください。ビートルズとおんなじです。

ビジュアルは絶対的にポップにしてやろうと、注目のモールアーティストの藤崎琢磨さんにモールの竪穴住居の製作を依頼し、極端に可愛いモールの竪穴住居と住人が出来上がりました。なかなか強いビジュアル、これこそ「強カワ」です。藤崎さんありがとう!

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そして大石さんのボーカルがさらによかった。音楽的なことは何も言えませんが、少しハスキーでかすれる歌声がちょっとクセになるというか、まあとにかく聞いて欲しいのですが、サウンドも細かいところまで気が利いていて品質が高い。

過去に縄文時代を歌った曲はいくつかありますが(レキシは大好きです)、新たなジャンルとして縄文シティポップが誕生しました。考古館や遺跡巡りの帰りに、発掘作業の合間に聴いて欲しい。いや、縄文好きじゃなくても、学校に行きたくない学生でも、月曜が憂鬱な会社員でも、お弁当作りたくないお母さんも、何か新しいこと始めたい人も、早起きした朝にも、寝坊した朝にも、いい映画を見た帰り道でも、ぜひTATEANASを聴いて欲しい。そして少しでも縄文時代に想いを馳せてみて欲しい。

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いくつかのラジオ番組ではかけてもらえそうです!突然カーラジオからTATEANASかかってきたら最高だなー。

YouTubeでも、各種サブスクで配信中


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