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私が体験した うつ病の症状

こんばんは。

今回の記事は、私が体験したうつ病の症状や精神状況、その当時の心境を書かせていただきました。

この目的は、うつ病とは誰にとっても身近な病気であるため、私の原体験を元に症状を知って頂き、『もしかして、うつ病かも』と感じている方の参考になればと思います。

初期症状

うつ病は、人によって症状が異なると私は思っています。

そのため、私の症状が重ならない場合でも、うつ病であるかもしれないということを前提に置かせてください。

私が、うつ病の初期症状だと感じたのは、所属していたサークルの夏合宿でのことでした。

サークルに入部した時から、大学代表になりたいと自分なりに努力し、先輩と仲良くなるように距離を縮めたり、同期の友達と交流を深め信頼関係を構築していきました。

しかし、代表を決める夏合宿の直前に、クラウドファンディングの炎上から代表を務めれる方ではないと判断され、噂から代表に選ばれる土俵にも立てない状況だと聞きました。


大学一回生から積み重ねたものが全て崩されたような気持ちになりつつ、夏合宿に参加しましたが、代表の発表前に、生恥を晒されたような気がし、その耐え切れないストレスからなのか、『プツン』と、何か私の精神を維持する紐が切れたような感覚を持ちました。

過去に幾度の失敗を乗り越えた経験があるため、すぐに元のモチベーションに戻るだろうと安易に思っていましたが、夏合宿期間の五日間、その後の一週間経過しても、紐が切れた状態が続き、全くモチベーションが上がりませんでした。

うつ病による症状

元に戻らない状況が続き、正直動揺が隠せませんでした

何より、サークルで出会った後輩に『自分が代表になり、もっと楽しくなるよ』と言って、入部してくれた後輩からの目線に耐え切れず、その他にも、なぜか日常的に関わる人の目線が気になって仕方がありませんでした。

『なんでここにいるんだ』『なんで話しかけてくるんだ』と心の中で思われている気がして、大学・バイト先で関わる方々に恐怖心を抱きました。

そんな症状から始まり、半年間の長い地獄の生活が続いたのです。

・思考回路の低下

大学に授業の計算問題、バイト先の作業など、今まで簡単にできていたものが全くできなくなりました。

また、記憶力が低下する症状もあり、過去の記憶、昨日の記憶が思い出せず、数時間前のことすら忘れてしまうほどです。

本当に脳が機能していないような感覚です。

頭と体が連動していないようで、不謹慎かもしれませんが、何か障害を持ったんじゃないかと疑ってしまう程でした。

・人との交流に恐怖心

先ほど記載した通り、人との交流に恐怖心を覚えました。

相手の目線や仕草に異常なほど敏感になり自分を否定されているような気がするのです。

また、今までの自分は人との交流が好きで、会話の際に冗談をはさみ、相手を笑顔にさせることが得意でしたが、そんな過去の自分と精神的に不安定な自分を合わせるために、無理に偽って面白いように振る舞うことで、精神的に自分を追い込んでしまい、ずるずると沼に入り込んでしまうような感覚でした。

・極度の眠気と疲労感

精神が不安定な状況の中で、極度の眠気が疲労感がありました。

私の平均的な睡眠時間は7時間程ですが、当時は12時間の睡眠がほとんどで、いくら寝ても睡魔が続きます

そのため、大学の授業中に寝ていることが日常で、授業に集中することさえ厳しい状況でした。

また、肩・腕・足に重りを付けられているような怠さと疲労感があり体を動かすことが面倒な気持ちになり、休日はベッドで一日中寝ていた記憶があります。

・食欲の増量

うつ病の症状の中で、食欲の低下があると言われますが、私は反対で食欲が増加しました。

当時の生きがいは、甘いものを食べること。

そのため、大学終わりやバイト終わりにコンビニに寄り、ロールケーキを毎日食べていました。

食べている時と寝ている時が、唯一の至福であったからです。

・不安定な精神状況

初期症状から3ヶ月経過した頃、生きている意味がないように感じました。

まさか自分が、こんなことになるとは思わなかったと過信していたこともあり、本当に辛かったことを覚えています。

これは事実で、本当に恥ずかしいことですが、バイト帰りにすごく孤独な気持ちに感じ、マンションの階段の際に立ち、自殺しようと考えたことがあります。

踏みとどまりましたが...

その日の夜中に、リビングで親と会話している時、孤独感恐怖心からか、不安な精神状況を全て晒け出してしまい、目に涙が流れました。

また、親に向かって『自分が生きている意味はない』と言ってしまいました。

正直、産んでもらった親に向かって、このようなことを言う息子は最低であり、親に申し訳ないことをしてしまったと思っています。

しかし、私の親は『いつまでも、あなたの味方である』と言ってくれました。私は、本当に恵まれた家庭で育ったと感謝しています。

無償の愛を私に与えてくれ、唯一心をさらけ出せる場所でした。

・興味や喜びの喪失

自分で言うのもなんですが、私は多趣味で向上心の塊だと思っています。

しかし、うつ病の時期は、何に対しても興味や喜びを感じることがありませんでした。趣味であるカメラや、旅行でも楽しさを感じません

うつ病の半年間は、笑った記憶がほとんどない気がします。

・口が乾く

いくら、水分をとっても口の渇きが続きます。

なぜか分かりませんが、他のうつ病の症状でも例に挙げられていることが多々あり、私も共通したことでした。

これだけは気を付けて欲しい

うつ病の時期は、何かしらで自分を変えようと、人に頼ってしまいます。

信頼できる友達や先輩に相談することはいいですが、正直、うつ病を経験した人にしか、その心の心境は理解でいきません。

そのため、相談しても『それはうつ病ではない』と言われがちです。

また、人の心が弱っているときに宗教の勧誘されると、今まで断っていた方でも、それによって不安定な精神状況が治るのではないかと感じてしまいます。

私はうつ病の時期に、今まで断り続けていた宗教の勧誘を受けたことがあります。

宗教に対して、批判はしません。人それぞれの生き方がある為、どんな生き方をしても構いませんが、私の家系は無宗教であるため、入会後、不安になり親に相談したところ、すぐさま脱会の手続きを行い、辞めることにしました。

どんな人でも精神的に参った状況だと、正しい判断ができず、何かに頼りたくなります。

そうなった場合、本当に信頼できる方に相談して頂きたい。

うつ病は自分の力でしか治せない

宗教の脱会から、親も深刻さを感じたのか、精神外科に連れて行ってもらいました。

診断の結果、軽いうつ状態だと言われ、精神安定剤を飲むか、カウンセラーに通うかの二択を言われましたが、私はどちらも選択しませんでした。

医師と会話している中で、他人事のように診断をしていると感じてしまい、これは自分でどうにかするしか解決策はないと思ったのです。

乗り越える方法

私が、うつ病を乗り越える方法はただ一つ『自分の力で自信をつけること』です。

方法はなんでも構いませんが、私は人に頼り続けている限り状況は変わりませんでした。では、どうやって乗り越えたのか。

それは『筋トレ』です。

私の兄貴分である先輩が、エニタイムというジムに通おうと誘ってくれました。
筋トレには興味はありませんでしたが、先輩には、お金では変えられないような恩があるため、断り切れず、一緒にジムに通うことになりました。

始めた当初は、月に3回行けば良い方で、体を動かすことさえ面倒な私にとって、無駄な出費だと感じていました。

それから、2ヶ月経った頃、大学では春休みに入り、1ヶ月半の長期休みに突入しました。何も興味も喜びのない私にとって、バイトだけの生活では流石にまずいと思い、春休み期間、毎日ジムに通うことを決意しました。

食欲と睡眠が生きがいであった私は、気づけば体重は80kg。

10kgも太っていたことを知り、ダイエットを兼ねて、どんな時でも早朝や夜中にジムに通い、毎日3kmの有酸素運動と筋トレを行いました。

すると、徐々に変わっていく体型と比例し、自信を持ち始め、1ヶ月半の筋力トレーニングを終えた時には、体重は10kg減量し、モチベーションが元の状態に戻っていたのです。

後々知りましたが、筋トレを行うと、テストステロンという向上心が高まる男性ホルモンが分泌され、うつ病の治療法として勧められているそうです。

私は、知らぬ間に筋トレによってうつ病の治療を行なっていたということになります。

自分の弱さを知った今

私は、うつ病によって自分の弱さを知りました

人って案外脆く、どんな方でも死と隣り合わせだと感じ、人との関わり方が大きく変化したように思えます。

自分がされて嫌なように、他人を傷つけるよなことは絶対にしたくない。

また、人を見かけで判断するのではなく、相手を理解した上で接することを務めています。

何より、当時の自分を支えてくれた方や、相談に乗ってくれた方は、私にとって掛け替えのない存在です。

今後もそういった方々を大切にしていこうと思います。

最後に伝えたいこと

誰しも、うつ病という精神の病は起こりうることです。
本当に苦しい時は、信頼している友達や両親に頼って頂きたい。人は、一人では生きていけません。

私はうつ病の際に、自殺を考えたことがありますが、死ななくて良かったと心の底から思います。

人生の挫折を経験してからこそ、見える景色も大きく変化し、失敗を繰り返し、人間は成長して行くものだとしみじみと感じました。

もし身近に、精神が参っているような方がいられましたら、寄り添って頂きたい。その方にとって、何よりも支えなります。

よろしくお願いいたします。

今後の流れ

写真編集筋力トレーニング海外旅行について記載していきます。

写真編集では、『初心者でも実践できる編集の解説』
筋力トレーニングでは、『10kg減量方法』
海外旅行では、『おすすめの観光スポットや体験談』です。

宜しければご覧ください。

読んでいただき、誠にありがとうございました。



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