見出し画像

食べ物、食べ方で免疫を引き出すメソッド

食べ物編

あなたの体は当然のことですが食べ物で作られています。

あなたの免疫力はあなたが何を食べたかによって変わってきます。

健康食品は世の中にいろいろありますが、良いとされる単一食品に偏ることはよくありません。

大切なのはいろいろな食物をバランスよく食べることです。


①肉類、豆類、卵

スクリーンショット (85)

良質なタンパク質を摂ることでキラーT細胞を体内に大量に作ることができます。主に体内に侵入したウイルスを撃退する役割があり、私たちの体の筋肉や血管、ホルモンの大切な材料にもなります。タンパク質をアミノ酸に分解して使いやすい材料にするためにはたくさん噛んで消化酵素を出す必要があります。


②キノコ類

スクリーンショット (84)

キノコ類に含まれている「βグルカン」は水溶性食物繊維です。この特徴としては腸内の免疫細胞に直接働きかける効果があります。さらに免疫力を高めて体内の細菌や異物を除去してくれる役割もあります。アレルギー症状も抑える役割や花粉症を改善する効果もあります。しめじ、まいたけ、エリンギ、エノキ、なんでもいいので1日一回はキノコ類を食べましょう。


③海藻類

スクリーンショット (88)

海藻類に含まれるフコダインはねばねば成分です。これは海藻類が自然界で生き残るために
1.引き潮の際に乾燥を防ぐ
2.細菌などの外敵から自らを守る
3.砂などで傷ついた部分を治す
などの働きがあります。要するに人の体でもフコダインは抵抗力、免疫力、自己治癒力を高めてくれるスーパーフードなのです。


④イモ類、根菜類、にんにく、野菜、果実

スクリーンショット (86)

このあたりの食品は体内の活性酸素を取り除く効果の高いものです。特にニンニクはアメリカの国立がん研究所でがん予防に最も効果のある食材であると紹介されていました。抗酸化力に優れている食品は活性酸素から細胞を守ってくれます。特に大切なビタミンCは体内で作り出すことができず大量に摂取すると尿に出るので、野菜や果物はこまめに取りたい食品です。


⑤発酵食品

スクリーンショット (87)

発酵食品は乳酸菌、納豆菌などがあり、毎日食べ続けることで免疫細胞に刺激を与え、腸内環境を改善することができるようになります。腸内こそ免疫力の中心です。全身の7割ほどの免疫細胞が集まっていて、腸内を制する者が病を制するといわれています。チーズ、発酵バター、漬物、みそ、ピクルス、などにも含まれています。


まとめると、これらの①~⑤をバランスよく毎日摂りつづけ、体質を改善していくことです。味付けは基本的に薄味にして漬物など塩分の多いものは食べ過ぎに注意することです。


食べ方編

そしてここからがとても大切なことですが、どう食べるかが肝心です。


・まずよく噛んで食べることです。
噛まずに食べると胃や腸にすべて負担がかかります。早食いをする人は血糖値も急上昇し、その値が今度は急降下するときに不快感やイライラした感情が湧き出します。腸の不調は万病の元です。

・次に腹八分目を守ることです。
「腹八分目に病なし」と昔から言い伝えられています。よく噛んで食べていると満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことになります。箸休めをしたり、口のものがなくなってから次の食材を摂るなどのマイルールを徹底してください。おなかが鳴るくらいのタイミングでご飯の時間を迎えたいですね。

・最後は楽しく食事をすることです。
家族そろっての食事は楽しい時間です。食事の用意や盛り付けなども皆さん一緒に工夫して鮮やかにテーブルを飾って欲しいです。音楽や、花なども活けて目や耳も使って食事することが楽しさを倍増させます。


最後に

人は1日3回の食事をしながら生きています。あなたの今日の食事は明日のあなたを形成するのです。体によい食事を心がけていれば体質が変わり健康体を必ず維持できます。健康体からは湧き出るような自信がみなぎり病気を寄せ付けない若々しさを手に入れることでしょう。頭も冴え、心も晴れやかになります。

医は食にあり。

ぼくの記事は無料です。有益だと思っていただいたらサポートいただけますと嬉しいのね。当院では月に1度来院したこどもたちに歯ブラシを配っていて、サポート収益はその購入代金に全額あてているよ。お母さんもとても喜んでいるし、それを心待ちにしている子どもたちもたくさんいるのね。