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TradingViewを使ってポートフォリオ運用 米国株

ーーーーーーーーーーー2021/08/09 追記ーーーーーーーーーーー

今後こちらに移行します。

Appleが2020/08/31に4:1の株式分割を行ったので、その修正を行いました。
力すべきコードは

448*AAPL+14*AMZN+21*GOOG+183*MSFT

と現在ではなっています。

ーーーーーーーーーーー2021/08/09 追記ーーーーーーーーーーー


TradingViewを用いての米国株のポートフォリオの表示について紹介します。

TradingViewにはシンボル欄に関数を入力することができます。その機能を使うと、複数銘柄の建玉数などを入力することで、ポートフォリオの推移を表示させることができます。

準備

まず、ポートフォリオリオを決めます。今回の例ではMAGAつまり
M : MSFT マイクロソフト
A : AAPL アップル
G : GOOG グーグル
A : AMZN アマゾン
を10月の月初に等金額(25000ドル≒250万円 総額一千万円)投資する例を考えます。

データ取得

それぞれの株価チャートやヒストリカルデータで10/1のデータを拾ってきてもいいのですが、今回は以下のPythonのコードで株価データと建玉数を取得します。

!pip install fix_yahoo_finance
import numpy as np
import datetime
import fix_yahoo_finance as yf

start = datetime.date(2019,10,1)
end = datetime.date.today()
codelist = ["SPY","MSFT","AAPL","GOOG","AMZN"]

data2 = yf.download(codelist, start=start, end=end)["Adj Close"]

display(data2.head(1))
display(round(25000/data2.head(1)))
display(round(25000/data2.head(1)).values*data2.head(1))

Yahoo USから
codelist = ["SPY","MSFT","AAPL","GOOG","AMZN"]
の銘柄の2019/10/1からのデータを取得します。

そののち、25000ドルにするために建玉は何株必要か、四捨五入で計算して、その建玉数と株価をかけて、実際の投資額を確認します。実際の結果は以下の通りです。

画像2

つまり、2019/10/1の段階で、25000ドルずつ投資するには
アップル 112株
アマゾン 14株
グーグル 21株
マイクロソフト 183株
買い持ちする必要があるということになります。

実はTradingViewでこれを表示するには

112*AAPL+14*AMZN+21*GOOG+183*MSFT

とシンボルコードに打ち込めばいいのです。また、比較対象として、S&P500のETF SPYも入れてありますので、これは総額を同じにするには4倍の建玉・金額ということで、

344*SPY

で表現できます。

実際のTradingViewへの入力

TradingViewのサイト
https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=TVC:NI225
にアクセスして、以下の図の左上のコードを入力する部分にコード入力します。

画像1


112*AAPL+14*AMZN+21*GOOG+183*MSFT

を入力すると以下のようになります。

画像3

左端の2019/10/1が総額25000x4=100000 になっているのがわかります。

比較対象の表示

比較対象のSPYを表示する方法は上部のプラスマークの「比較、またはシンボルの追加」をクリックすることで可能です。

画像4

実際クリックすると、以下のようなコード入力画面が出ますので、

344*SPY

を追加すると以下のようになります。

画像5

この段階ではパーセントでの比較になります。実際の投資金額表示にしたい場合は、下の % の部分をクリックすることになります。

画像6


10月からの上昇はアップルや、マイクロソフトなどが強かったこともあり、MAGA銘柄のポートフォリオのほうがよかったようです。特に1/31はアマゾンの好決算もありました。

この方法であれば10銘柄ぐらいであればかつての下落でどのくらいのドローダウンが出たかわかりやすいですし、インデックスに対して、調べたいポートフォリオが優位なのか、劣っているのか、特定の期間でどのような動きをしたのかわかります。


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StockChartsを使った米国銘柄に関する記事もあります。配当・逆イールド・相対比などが簡単に調べられます。


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