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NT倍率を使ったトレード

NT倍率とは日経平均株価(以下、日経平均)をTOPIXで割った数値です。
実際の運用では、日経平均先物miniを買い、TOPIX先物を売る(もしくはその逆の)トレードをすることになります。一般に、値嵩株(株価の高い株)や輸出関連株などの外需株が強いと日経平均が相対的に上がり、NT倍率も上昇する傾向があります。

日銀の大規模なETF(上場投資信託)買いによって、日本の株式市場が歪みが起こったという指摘もありました。市場の投機的な買いを巻き込み、日経平均とTOPIXの比率であるNT倍率が2000年以降の最高水準に上昇したり、一部の個別株も異様な買われ方をしたという現象もありました。

日銀による市場への介入は株価の下支え要因になったとしても、正しい価格形成ができなくなるおそれになったり、円債市場に続き、株式市場も機能不全に陥るのではないかと警戒感を抱いている人は多くいます。

市場の先行きを予測し、それに適応するようなポジションをとっていきたいですね。

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