パートナーがどんな人かって、自分の指標で判断したいね
同棲生活も早丸2年経ち、入籍して3ヶ月。
彼と一緒に過ごす生活が当たり前でしかない状態。
穏やかだし、楽しいし、しんどい日が0!!とは言わないまでも(体調とか気分とかマルっと含めて)、かなり快適に過ごしている。
28歳の私にとって、パートナーがいる友人がかなり増えて来た。
私と仲が良い友人に絞れば、体感7割が3年以上付き合ってから結婚したという人が多い。
そしてそのどのカップルも、なかなか仲良く上手くやっているようなのだ。これって凄いね?
それに該当する友人たちの共通点を並べてみると
大人数はあまり好みじゃ無く、1対1とか少人数の集まりが好き
密な仲になれる友人は少ないけど、その少ない友人とはかなり深いコミュニケーションを取れる
相手を放っておくのも出来る
自分1人の時間も楽しめる
ざっとこんな感じ!
(もちろん現在パートナーのいない友人にも当てはまる子はいる)
私も似たようなタイプなので、やっぱり類は友を呼ぶっぽい。
それぞれの友人と会うと、「パートナーと最近どう??」という話はほぼ必ず出てくる。聞かなくても自然とそういう話になる。
そんな時シンプルにパートナーと仲が良い私たちは、ノロケほどはいかないまでも「この時こういうことしてくれてさ、ありがたいよねぇ」みたいな話をする。
パートナーの良いところとか面白かったこととか、とにかく明るい話が多く、
「こういう上手くいかないことがあってね」という話はあっても悪口はほぼ無い。
そんな友人の明るい話を聞いて、なんとなくチクっとする日がある。
その気持ちの正体は、羨ましいとか嫉妬とかそんなに近い。
「良いなあ。私のパートナーは同じ状況になったらそうはしてくれないかも。」
みたいな、そんな気持ち。
話の内容は本当に些細なことなのだ。
例えば友人が、「私の彼はご飯食べ終わったら速攻洗い物してくれるよー」と言ったとする。
すると私は
「私の彼はすぐには絶対してくれないな〜。一緒に料理を作った場合なんて特に絶対にどっちが洗い物するかでジャンケン大会が開催されて、正当な評価で負けた方が洗い物することになる。私が負けた時は即洗い物に取り掛かるけど、彼が負けた場合は1〜2時間くらいシンクに洗い物が溜まってて遅くにようやく取り掛かるし…」
なんて考えてしまう。
すると、「すぐ洗い物してくれるパートナーって良いなあ」となる。
これが洗い物な話なだけで、テーマは多岐に渡る。
仕事が終わってから飲みにいってくる頻度だとか、帰ってくる時間とか、連絡の頻度とか、同じベッドで寝るか否かとか。
仲のいい友人が、且つパートナーと上手くいっている友人が、
「うちはこうだよ〜、良い感じ」と言っているのを見ると
なんだかそれが正解みたいに思えてしまう。
それが世界基準とでもいうように、そういう錯覚に陥る。
SNSを見ていてもそう。
年収いくらとか、土日休みとか、子供のお迎え行ってくれるとか、家事をやってくれるとか。
そんな「うちのパートナーこういう感じな所あるんだけど、良くないですか?」みたいな話が、
「そういうパートナーっていいなぁ(羨)」みたいになる時がある。
そういう時って大体2択で、
自分がシンプルに元気がないor暇
パートナーとの関係性に大なり小なり不満がある
のどちらかがほとんどだ。
そして私の場合は大抵①。
なんかちょっと元気がない時なんかは周りに影響されやすく、自分のパートナーがダメな人のように感じてしまうのだ。
けれど元気になって思い返してみると、
「うちのパートナーこういう感じな所あるんだけど、良くないですか?」は、
「今日の朝ごはんすごく美味しいパンを食べたんですけど、良くないですか?」みたいなもので、
すごく些細でシンプルな、
“ただそれだけ”のことなのだ。
SNSで見かける人は特に、“ただそれだけ”のことしか目に入らないので
「洗い物はめちゃくちゃしてくれる」けど、実は洗濯に関しては全く手をつける気配がないかもしれないし、
「子供のお迎えに行ってくれてありがたい」けど帰ったら家事はほとんどやってくれてないかもしれないし、
「連絡はマメにくれる」けど毎晩終電ギリギリだったり。
良い一面だけ切り取った発言に、そのカップルの全てを見たみたいな気持ちになってはいけない。
もちろん友人のパートナーたちは誰も素敵な人ばかりだ。
けれどあくまで100点満点かどうかはわからないし、その人の一面を聞いたとて、“その友人に合っているパートナー”というだけで、
「私のパートナーもそういう人じゃないといけない」なんて無い。
羨ましいなんて考えるだけ無駄で、もしそうあって欲しいならパートナーに伝えれば良いだけだ。
極端なことを言えば、モラハラ発言だって相手がモラハラって思わなきゃモラハラじゃ無いわけだし、自分にとって「この人だ!」と思えるパートナーであれば誰かの言葉にひっかかる必要なんて無い。
でも心が弱っていたり疲れていたり、何かに不満があると、そういう言葉にフラフラ…と流されて嫌な気持ちになってしまう自分が少し嫌だ。
どんなパートナーが素敵かなんて、世界基準も何も無い。
自分にとって素敵であればベストだ。
誰かのパートナーと比べたりして、良い悪いとか思いたくない。
自分のパートナーがどんな人かというのは、自分の指標でいつも判断していたい。
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