見出し画像

競合はやっぱりライバル店!

新規店のオープン立ち上げから2か月が経ちました。平日は依然、集客に苦戦していますが週末は一定の売り上げが立てられるようになりホッとしています。
営業時間や客席に限りがあるため、売り上げを伸ばすには客単価のアップが必須です。そこで、魅力のあるドリンクメニューを増やしてみました。

お酒の魅力

ドリンクメニューで一番の魅力はお酒です!特にサワーやハイボール・カクテルは原価が安く、出るほどに利益が出る商品です。
また、メイン料理を何品もオーダーする人はかなりの大食漢でなければいません。しかし、お酒は飲むほどに感覚がマヒして頼んでしまう魔法の商品です。

お酒の販売は、お店のコンセプトと客層のバランスが重要だと感じました。そのため、高利益を生み出すサワー系はレモンサワーのみに絞りハイボールを中心にメニューを構成しました。

また、競合他社がやっていない飲み放題にも挑戦します。私はあまりお酒が飲めないので、2時間の飲み放題プランを考えていました。しかし、メーカーの担当者に相談すると、今は短い時間で飲むのが主流になっていると聞かされました。

コロナ後も早く帰宅する流れは変わらず、終電までお酒を飲む人はいまだに少ないそうです。それどころか、お酒の提供先は居酒屋などの店舗よりもドラックストアやホームセンターなどが多く、家飲みが主流になっていました。

家のみ客を集客するには?

家飲み=外食しない
外食をしない人を顧客にできれば競合他社に怯えずに運営ができるのでは?と私は問いを立ててみました。

家でお酒を飲む人の心理状態を考えてみました。

  • リラックスして飲める

  • 安く飲める

  • 他人に気を付かわなくて良い

反対に外で飲む人の心理も考えてみました。

  • 雰囲気が好き

  • 誰かと話したい

  • 美味しい料理と一緒に食べたい

  • 騒ぎたい

家飲み派と外飲み派では、飲む理由がそもそも違うので一緒に取り込むのは難しそうです。

静かに騒げる店? 他人に気を使わずに話せる? 安くて美味しい料理と酒?
物価が高騰する中、どんな作戦で戦えばいいのか明確な答えが出ませんでした。

正解がないなら数で勝負

家飲み派の取り込み方を先輩経営者に聞いてみると、客には3種類の段階があるようです。

  1. 今すぐ客(行く店を探している)

  2. もうすぐ客(行きたいなと考えている)

  3. まだまだ客(行く気がない)

言わずもがな、すべての競合店が「今すぐ客」を奪い合っています。商品の内容や値段・店の雰囲気など戦いは熾烈です。

一方、もうすぐ客やまだまだ客は対象から外れているため、ここに勝機があると思われますが違いました。

もうすぐ客とまだまだ客が外食しようと考えた時、今すぐ客に変身します!そのため、熾烈な戦いは避けられないと教えられました。

結局、正解なんて存在しないから求めても仕方がないんですよね!いろんな角度から仕掛けていき、競合店に負けないように微調整を重ねていきます。

2か月が過ぎて

たった2カ月ですが、データーなしで戦いを挑まなくて本当に良かったと感じています。自分の資金であれば、一か八かの賭けでした。

これからも商品の提供だけでなく、サービスやイベント・営業なども積極的に挑んでいきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?