224:宗教 シャリーア

日曜日は宗教を学びます😊

シャリーアとは

イスラム法のことで

イスラム教においては信仰の実践と深く結びついた

根本的に重要なものだ

現代のイスラム哲学者サイイド・フセイン・ナスルは

次のような類推でシャリーアを説明している

まず大きな円を想像してください

その円の円周すべてが「シャリーア」だ

円周を出発点として円の半径である「タリーカ(道)」

円の半径を通って円の中心である「ハキーカ(真理)」

へ進んでいかなければならない

イスラム教徒はシャリーアを守っていなくても

イスラム教徒と見なされるかもしれないが

シャリーアから出発しなければ

「ハキーカ(真理)」に到達することはできない


シャリーアは2つに分けられる

神と人間の関係について規定した「イバーダート」

人間どうしの関係について規定した「ムアーマラート」

「ムアーマラート」は

社会的・政治的・経済的関係のすべてを網羅しており

社会の領域でシャリーアの枠外にあるものは何ひとつない


シャリーアの規定

シャリーアの規定には5つの類型がある

義務:日々の礼拝など

推奨:喜捨など

許容:野菜の摂取など

忌避:離婚など

禁止:殺人・豚肉やアルコールの摂取など


各法学派とシャリーア

時代が進みイスラム教は

スンナ派4法学派とシーア派の1法学派が生まれたが

シャリーアのほとんどと

イスラム教の基本的な儀礼すべての見解は一致している


シーア派とスンナ派では

イジュティハード(シャリーアの解釈)の概念をめぐって

考えが大きく異なっている

スンナ派は10世紀以降

「イジュティハードの門は閉鎖された」として

シャリーアの再解釈は消極的だ

それに対して

シーア派は

定期的にイジュティハードの見直しを実施するのは

自分たちの義務であり

必要ならイスラム法を

時代に合わせて修正しなくてはならないと考えている

しかし

神(アッラー)の定めた変えることのできない法だと考えられており

新たなイスラム法を作らないように注意しているようだ


おわりに

ムハンマドから始まりここ1か月はイスラム教を学ばせて頂いている

遠い国のイメージの宗教で

分からないだけで怖いイメージがあるが

こうやって勉強することは

相手のことを理解することにつながるので

良い機会となりました💡

今日はここまで

最後までお読み頂きありがとうございます😃


今日もこちらから学びました

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