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来シーズンに期待したいこと【信州ブレイブウォリアーズ】 part1

そろそろ来シーズンの話をし始めようか。

まずは、個人的に各選手へ来シーズンに期待したいことを考えてみました。
伸ばしてほしいなってことだったり、増やしてほしいところだったり、プレーのことだったり、プレー以外のことだったり、まあとにかく色々考えてみました。

ちなみにこれはpart1です。書いてる時点で全員で揃ってなさそうだし。11〜13人を一つのnoteにすると長すぎそうなので。



熊谷 ゲームを支配するPGになれ

私は、熊谷は富樫や安藤、齋藤、岸本のようなリーグのトップPGと比べてもなんら遜色ない選手だと考えています。

堅実なシュート力、硬いDF、安定したプレーメイク…あらゆる面でハイレベルであり穴の少ない選手です。そんな熊谷が上記のトップPGに完全に肩を並べるのに必要なのは、ゲームを支配する力でしょう。

かなり抽象的でわかりにくいかと思いますが、熊谷に求めたいのは、
①クラッチタイムの得点力
②自分のチームはもちろん、相手チームの戦術までコントロールしてしまう戦術眼

この2つです。

①は分かりやすい。富樫や安藤、トラウマ岸本がよくやってくることだ。信州では岡田が担うことが多かったが、熊谷もその役割を果たすようになれば相手からすれば的が絞りにくくなり非常に厄介だろう。

②はあまり日本にはいないタイプだ。

じゃあ誰かといえば、オリンピックでやられたこの人を思い浮かべてくれればいい(動画はW杯だけど)。
ルビオの何がすごいって状況判断能力なのです。ルビをは相手のDFをみて即座にOFプランを変え、DFのギャップを作っていくプレーメイクを展開します。それはまるで、自分チームだけでなく相手チームすらも操っているかのようです。
また、日本戦で見せたように、点差がある程度つけばゲームのペースを一気に落とし、時間と点差のコントロールをし始めます。それにはまってしまうと、OFに勢いを作るチャンスが訪れず、ズルズルと均衡状態を強いられてしまいます。日本がスペインと対戦したときに、後半は頑張った!とか言われてたけど、単にルビオにセーフティーリード辺りをのらりくらり泳がされていただけでした。

こういうゲームメイクができる戦術眼を持ったPGは日本にほとんどいません。こういうのはPGじゃない田中大貴が結局1番うまかった。

熊谷にはスピードを活かしたドライブからのプレーメイクだけでなく、パスと連携で生み出す『エロいプレーメイク』ができるようになってほしい。これは他のトップPGにはない特徴で、大きな差別化になるはずです。


マシュー まずはDFだ

マシューの目標は毎試合10分でもPTを確保すること。それにはDFで穴にならないことが必須です。
特にマシューがマッチアップするポジションにはエース格の選手が多いので、そこで好き勝手やられるようでは試合には出られないでしょう。

昨シーズンの後半には余計なファールも減り、DFで適切な判断ができるシーンも増えました。今シーズンはそこからもう一段レベルを上げ、まずは1on1で簡単に押し込まれないフィジカルを身につけることを期待したい。

Bリーグのビックマンは年々レベルが上がっており、ここに対応していくのは非常にハードルの高いことです。しかし、逆に言えばそこに対応できるレベルの日本人ビックマンはめちゃめちゃ価値があります。マックとウェインのタイムシェアを考えると、マシューが10分でも安定して任せられるようになれば、チームとしてかなり楽になるでしょう。


ルイス 3P40%以上で

ルイスについては超シンプルです。

とにかく、シューターという役割を突き詰めましょう。
確率は40%、1試合に2〜3本決めることを期待したい。

割と高めの期待値ではあると思うけど、ルイスならそれくらいはできると思っているよ。

短か!


ホーキンソン プレイメイキング力を高めよう

昨シーズン、得点、リバウンドでチーム最高を記録しており、チームでのベストプレイヤーの地位を確立したホーキンソン。そんな彼に期待したいのはプレイメイキング力の向上です。

シュートスキルに関してはリーグトップクラスです。そのパターンの多くはP&Pからのキャッチアンドシュートであり、あまり個人で打開していくタイプではありません。
それだけでも素晴らしいスコアラーであることは間違いありませんが、より個人でのスコアリングを確立できれば、リーグ最高のスコアラーになれるポテンシャルがあります。

具体的にはポストアップとハイポストからのプレーメイクです。ホーキンソンはそこまでポストアップが上手い選手ではありません。ミスマッチの日本人選手相手にも無理に行きすぎて、OFファウルをしてしまうシーンが度々ありました。こういう決定的なシチュエーションでは高確立で決められるようになってほしい。

ハイポストからのプレーメイクについては、昨シーズンのウェインがやっていたことです。トップでボールを持ったウェインがインサイドカットした岡田や前田にアシストをするシーンを何度も見たかと思いますが、あれをホーキンソンにもできるようになってほしい。

インサイドからもアウトサイドからもスコアできるホーキンソンがパスで味方を活かし始めたら、相手DFからしたら悪夢でしょう。


前田 フィジカルアップで最高の2wayプレイヤーへ

個人的に、このチームで最も高いポテンシャルを持つ選手は前田だと思っています。恵まれたサイズと幅広いスキルセット。昨シーズンはハンドラーとしてもプレーし、選手としてのスケールが大きく広がりました。

しかし、まだまだ荒削りな部分が多く、下手すれば器用貧乏で終わってしまう危険性もある。なので多くの面で必要があるでしょう。

そんな中でも特に伸ばしたいのがフィジカルです。

前田のプレーにはまだまだ軽いミスが多い。それはインサイドフィニッシュの弱さやTO・ファールの多さに現れています。前田に求めたいのは、新しいことを習得することよりも、ひとつひとつのプレーの正確性を高めることです。そのためにはフィジカルアップが必須でしょう。
ここが上がってくればより粘り強いDFや、OFでの余裕を持った判断ができるようになります。


生原 シュートの自信を取り戻せ

1にも2にもシュート確率が課題です。
新加入の際に書いたnoteでも触れましたが、生原に必要なのはとにかくシュートの自信を取り戻すことです。

大学時代を知っている身からすると、生原に対してそこまでシュートの下手な選手だという印象はありません。本来のポテンシャルはもっと高いはずです。

シュート力さえ改善すれば、彼のドライブやプレーメイクももっと活きてきます。そうなれば、DF面も含め、熊谷のバックアップとしては申し分のない選手となるでしょう。

生原がシュート確率を伸ばし、安定して熊谷を休ませることになれるかどうかは、来シーズンの信州にとってとても重要なポイントになると思います。


三ツ井 チームのリーダーになろう

三ツ井についはルイスと同じく、これまで通りの仕事をよりクオリティを上げていこう、ということなのであまり触れることがありません。

そんな三ツ井に期待したいのはプレー以外のところです。
今オフには西山、井上、大崎などB2時代からの選手が多く移籍し、日本人選手では三ツ井とルイスだけになりました。もうそれだけチームの歴史を知る人が少なくなったわけです。

私たちブースターは、コート以外で起こることについてはあまり理解することができません。しかし、チームのカルチャーを深く理解し、それを実行していける人は非常に貴重で、得難いということは想像できます。
三ツ井は信州にとってそういう人材でしょう。だからこそ、中堅〜ベテランの域に入る年齢ですし、チームのリーダーとして選手たちをまとめ、カルチャーを伝えていくような働きも期待したくなります。






part1はここまで。part2はロスターが確定したところで出そうと思うので、いったいいつになるのでしょう。
あまりにも時間がかかって、やる気がなくなり頓挫したらすいません。察してください。

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