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生原選手について調べてみた

どうもこんにちは、B.B.です。

オフもだいぶ時間が経ち、各チームのロスターがなんとなく定まってきた今日この頃。信州ブレイブウォリアーズというと大部分の主力の契約継続が発表され、来シーズンも継続路線で行く雰囲気です。

そんな中で発表された新加入選手が生原秀将選手です。


本当は新加入選手については出揃ったところでまとめてnoteを書こうと思っていたのですが、これ以降全く続報がないので痺れを切らしました。(6月22日現在)

まあ、まとめて書こうとするとどうせ文量が長くなってしまうのでちょうどいいでしょ。


Profile

・生年月日 :1994/5/24(28)
・身長/体重 :182cm/80kg
・ポジション :PG
・出身地 :徳島県

●PGとしては十分なサイズがあり、年齢的にもちょうどピークを迎える時期。

・経歴 :徳島市立高校
     → 筑波大学
     → 栃木ブレックス(2016-18)
     → シーホース三河(2018-19)
     → 横浜ビー・コルセアーズ(2019-22)
     → 信州ブレイブウォリアーズ(2022~)

●高校時代にU18のトップエンデバーに選出されるなど、世代トップクラスの選手として評価されている。

●大学では3年次よりレギュラーとして活躍。インカレ3連覇に貢献するなど
筑波大学黄金時代の中心選手の1人だった。

●田臥とプレーしたい、経験豊富なGが多いチームで学びたい、などの理由からブレックスへ入団。


Play

Strength

・サイズ
・TO
・ゲームメイク
・DF

前述の通りPGとしては十分なサイズがある(182cm)。DFでのミスマッチが起こりにくくなり、OFでは逆に相手のアンダーサイズPGでのミスマッチを生じさせられる。これは今までの信州のPGにはなかった強みである。

昨シーズンの信州は熊谷のバックアップPGに課題があった。熊谷がベンチに下がる際には岡田や前田にハンドラーの役割をさせるシーンが多かったが、彼らにはスコアリングやDFの面で既に多くの仕事があるため、ゲームメイクまで担わせる状況は不健全だった。そこで、PGのアップグレードが今オフの大きな課題であった。
そこにきて生原はTOが少なく、堅実なPGだ。per30のTOは1.5で熊谷の1.8よりもククない数字である。確実なボールキャリーとゲームメイクで熊谷の負担を軽くできるだろう。

しつこいDFも生原の魅力である。STやB LKのような派手なスタッツは残さないが、DFの質は高く、強度の高いマンDFが期待できる。

Weaknesses

・シュート%
・ショットクリエイション
・ファール
・アップサイド


とにかくシュート%が悪い。これがリーグでの生原の立場を難しくしていの最大の要因だろう。
昨シーズンはFG%:33.3%、3P%:28.6%と、はっきり言って壊滅的な数字である。キャリア平均でも3P%:30.3%と低迷している。
信州のOFではアウトサイドが非常に重要であるので、シュート%が上がらなければ安定したPTは得られないだろう。

シュート%の低さから相手に引いて守られるシーンが多く、ペイントへアタックすることが難しくなり、結果的に確率の悪い3Pやミドルを打たされがちである。個人での打開力には欠けるため、ベンチからのスコアラーのような起用とはならなそう。
岡田と並べれば補完性があり、効果的に思える。

アグレッシブなDFの代償としてファールが多い。per30で3.8ファールと前田の3.1より多い。ちなみにマシューは7.5()
バックアップPGのため、それほど長いPTにはならいので数は心配する必要はない。しかし、勝負どころで出すのにはためらってしまうポイント。

既に28歳と、一般的に全盛期と呼ばれる段階であり、これ以上の伸び代は少ないかもしれない。
また、これまでのチームで役割やPTが少なかったわけでもないので、今シーズンの熊谷や前田のような伸び方は期待できないのかなと思う。



まとめ

安定したボールキャリーとDFでゲームに一貫性と安定感をもたらしてくれるPG。昨シーズンの信州に足りなかった安定したバックアップPGとして、15分程度のPTが見込めるだろう。
ただ、OF能力には乏しく、ベンチからのスコアラーとはなり得ない。シュート確率さえ上げることができればドライブやパスも活きてくるため、特に3P%の向上が課題となるだろう。

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