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澤村御影『准教授・高槻彰良の推察2』

就職して、全く新しい、縁もゆかりもない土地で生活を始めた。近くの図書館は近くなくて、この2年半で数回くらいしか行けていない。それでもやっぱり本が読みたくて、予定に間に合うように時計を気にしながら駆け込み、図書検索機(正式名称なんなんだろう)に場所を教えてもらって、借りてきたのが『准教授・高槻彰良の推察』シリーズの2巻と、『すべてがFになる』のS&Mシリーズ2、3巻。最高。

久しぶりに職場に本を持って行った。休憩時間に小部屋に閉じこもって鞄からスッと取り出し、10分だけ、現実逃避をする。そんな過ごし方をしていたら世でいう3連休が終わったし、小説を読み終えた。はやく3巻が読みたくて初めて近隣の図書館の予約サービスを使った。高校生のころを思い出した。

ふらりと館内を散策していると「読書通帳」なる看板が。周りの人を見ると、なにやら銀行の通帳のようなものを機械に差し込んでいる。なにそれおもしろそうとカウンターで新しいものをもらい「記帳」する。過去のものは遡れないようだが、「いま」借りている本の名前が。高校のころの、本を借りるときの個人カードを思い出す。本の裏から取り出したカードとあわせて提出する、アレ。クリップで留めて。本をたくさん借りると次のカードになって。誰かと競っていたわけじゃないけど、新しいカードになった瞬間は嬉しかったな。ちなみに、小学生の頃が1番ハイテクでバーコード読み取りでした。

そろそろ本に呼ばれたので、このあたりで。打ちっぱなしコンクリートの極地研で、事件が起きるようなので(冷たい密室と博士たち)

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