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松本山雅はどう強くなるのか

下手な文章ですが本音を綴ったので最後まで読んでいただけると嬉しいです。

1年でのJ2復帰は至上命題。それを果たすことはできなかった。厳しい現実だ。何度も昇格圏に浮上するチャンスはあったがことごとく逃し、J3留年という形になってしまった。
今回は本音を3つのセクションに分けて語っていく。


求めたいビジョンとプロセス

2020年、2度目のJ1挑戦が1年で終了し、8年間指揮した反町監督が退任。新たな船に乗って1年でのJ1復帰を掲げたが布監督の途中解任もあり、13位で終了。2021年。勝ち点84・得点84という数値目標を立ててJ1に昇格することを掲げた。しかし、2年連続の途中解任。名波新監督が就任するも昇格どころか最下位でJ3降格となった。そして今シーズン、初のJ3。カテゴリーは違えど3年連続で昇格という目標を設定。前半戦は勝ち点を積み上げるも後半戦で大失速。昇格を逃した。
何でこんなことになったのか。

正直に言うと、『昇格』。この目標は誰だって言える。
今年、屈辱のJ3の舞台。チームとして作り直すいい機会だったとも言える。もちろんシーズン目標は大事だし、クラブガンズ会員、平均入場者数、スポンサー数で具体的な数値目標を定めて公式サイトに掲載したのは良かったと思う。ただ、それと同時に長期的なビジョン。スローガンは『原点回起』。辞書で意味を調べると、物事の出発点に戻ること。もう一度リセットして旅に出るということだ。リセットするということはまず目の前のシーズンは大事だが、長期的な見通しは必要ではなかったか。しかし、もう一度這い上がるための長期的なビジョンはなかった。
ただ、絶対昇格します!目先の結果を求めた目標を立てた。『どう』やって昇格するのか。昇格するために『どう』いうチームを作っていくのか。『どう』強化していくのか。この、『どう』過程(プロセス)の部分。これもない。

『原点回起』のシーズンは先を見通したビションもなく、ビションがないからそこのプロセスはもちろんない。目先の目標に対するプロセスすらなかった。原点回起と掲げたが、クラブとして原点に立ち戻り…という言葉の意味を説明しただけだった。厳しい言い方になるが、口先だけだ。

トップチームの面は、今シーズンの名波監督のコメントを振り返ると。ベクトルは常に前に、前選択、シンプルに、繋げるときは繋ぐ等が印象に残っている。ここで少し言いたいのが、繋げるときは繋ぐの部分。現場ではもっと噛み砕いて伝えているかもしれないが、あの繋ぎ。いわゆるビルドアップを見ると『繋げるときは繋ぐ』という曖昧や状態で戦っていたと思われる。去年も自陣でつなぐ場面はあったが、選手同士でレーンはポジションが被ったり、バランスを取れなかったりと陣形はぐちゃぐちゃだった。そこからの進化を期待したが今年もぶっちゃけ変わらなかった。J3というカテゴリーなので、繋ごうとしたけど難しいときは逃げ道として横山やルカオなどにボールを送り通じる場面もあった。しかし、シーズン通してそのまんま。対策されて効力は弱まった。それがシーズン後半戦の結果に現れていると言っていいだろう。
『繋げるときは繋ぐ』それは具体的にどのようなシチュエーションのときに、どのような形で行うか。これが定まっているようには見てとれなかった。
『シンプル』というのも、雑に蹴ってしまうようなシーンも多々あるように見えた。

まとめるとすべての面において言葉だけで中身は何もない。


これからのクラブ。求めたいのはとにかく明確なビジョン。クラブとして何を目指すのか。見通しを持ってどのような組織を創るか。何で魅せるか。まずはここの部分。そしてそのビジョンに向けたプロセス。『どう』魅せるか、『どう』勝つか。そのビジョンに『どう』向かっていくかだ。
過程を求めたい。口先だけじゃなくて、『どう』やるかの部分。これをサポーターに示してほしいし、表には出しづらい内容はピッチで示してくれればいい。
どんなチームづくりにするのか。こうしろ!とかは別に特にない。ただ、ビジョンを定め、その方針を基に編成からチームを作っていく。これができないなら一生強くはなれない。軸がブレたら組織として失格。とにかくビジョンとそれに向けたプロセスを。
   

サポーターとしてのこれから

サポーターも変わる必要があると思う。過去の失敗から学ぶことは大切だが、過去の栄光を思い出すことはやめよう。反町さんはもういない。新しい山雅はみんなで創っていくもの。いつまでも過去の山雅のことは言ってられない。今の山雅に向き合うこと。これが大切な気がする。そして、サッカーを理解すること。例えばバックパス=危険というイメージ。この固定概念を壊すこと。反町監督時代のサッカーに囚われてしまうというのから脱却することが必要なのかもしれない。

自分にベクトルを向けて

今シーズンは全試合、必勝祈願のため近くの神社に行っていた。それだけ勝ちたかったし、昇格したかった。ただ、神社に行くということは裏を返せば神頼み。チームを信じていなかった、信じることができていなかったのかもしれない。チームを信じることができなかったとすれば情けないし、悔しい。ただ、信じることができるようなチームになってほしかった。正直、昇格厳しいかな?とかずっと不安にかられていた。自分も情けないと思うが、俺はこのチームを信じたい。だから何度も言うようだが明確なビジョンとそこへの過程。とにかくこれを示してほしいんだ。

来年からの個人的な目標は、松本山雅を信じたい。ゼロから強い松本山雅というクラブを創りたい。


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