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ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(爬虫類)2020・05 その4

「ネイチャーフィールドX」を管理している変人の20.315です。
変人なので、好きなことを思いっきり実践しています。上記写真は、開墾地「ネイチャーフィールドX」内にある竹の枝をまとめ、その上に木々の丸太や細かい枝等などを積み重ねて数年後には堆肥になるであろう「やがて堆肥」の現場です。直径5メートルぐらいの円状にまとめ、高さは最大2メートルぐらいになります。

言ってみれば伐採した竹と木々の砦みたいな感じです。

先日ここに「ぬし」がいることが判明しました!

ネイチャーフィールドX 爬虫類2

ヘビです。20.315と目が合うやいなや、砦の中に隠れていきました。その瞬間が、この写真です。体長は80センチぐらいかな。

これはナミヘビ科ヒバカリ属の「ヒバカリ」と思われます。無毒のヘビなんですが、昔は毒蛇と思われていて「噛まれたら命がその日ばかり」と言われていたので、そんな名前が付いています。無毒なのに・・・。

ヒバカリがいる、ということは、その食糧である、動物類が存在していることを意味します。

事実、5月に入ってから「ネイチャーフィールドX」には、様々な生命体があちこちにいるのを発見しています。

ネイチャーフィールドX 爬虫類

↑ ニホンカナヘビです。おーちゃん的にはタカハシさんですね。笑。
この個体はほぼ成虫で、15センチぐらいでした。

その一週間前には、5センチほどの幼体も、いました。↓

ネイチャーフィールドX 爬虫類4

同一の個体ではないと思いますが、時折、こうして見晴らしのいい場所で獲物を探しているようです。
ニホンカナヘビの食性は、昆虫、クモ、ワラジムシですが、ここネイチャーフィールドXはワラジムシやダンゴムシは無数にいますし、クモ類も春以降爆発的に増えていますので、彼らにとっては食の宝庫と言ってもいいでしょう。

ニホンカナヘビと食性が似ている両生類も、何匹か見つけました。↓

ネイチャーフィールドX 爬虫類1

ツチガエルです。周りの環境と同化しちゃっているので見え辛いですが。
形態的には、ヌマガエルかもしれませんが、ヌマガエルは腹が白いのが特徴で、主に西日本に生息しているため、これはおそらくツチガエルでしょう。

ニホンカナヘビやツチガエルの獲物は、このように無数にいます。↓

ネイチャーフィールドX 爬虫類5

色が濃くて堅い殻の方がダンゴムシ、体形が薄っぺらくて褐色なのがワラジムシですね。ナメクジ君や蟻さんもスイカの食べかすに群がっています。

20.315が食べるフルーツの食べかすも、この「やがて堆肥」にばらまいているので、食物連鎖内の「分解者」と呼ばれる虫たちが食べて分解してくれているんですね。

昆虫 → カナヘビorカエル → ヘビ というローテーションが、まさに食物連鎖ということです。

この「やがて堆肥」の最終捕食者はヘビとなるわけですが、実は、ヘビではありません。

ネイチャーフィールドX 爬虫類6

↑ ネイチャーフィールドXの頭上には、カラスやサギなどが飛び交っています。彼らは、人間のゴミをあさるだけでなく、ヘビさえも捕食して君臨しています!

2020年5月現在、ネイチャーフィールドX内にあるマキの大木(20メートルぐらいあります)の上部には、カラスが営巣しているらしい動きが確認できます。ヘビやトカゲなどはカラスの恰好の餌食です。

自然界の食物連鎖は残酷ではありますが、素晴らしい調和ともいえます。




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