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ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(野菜ほか)2021・04 その28

こんにちは!
自身の開墾地『ネイチャーフィールドX』で生命体観察している変人の20.315です。

開墾とか開拓といっている以上、昆虫などの生物ばかり報告していては「開墾」とは言えない、と思い、ネイチャーフィールドXの一角に実際の畑を作り、2月下旬から「野菜作り」に挑み始めました。

近所のホームセンターで「小松菜」「ホウレンソウ」の種を、3月中旬には「長ネギ」の苗を購入、実際に作り始めました。

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↑ 小松菜の種をスジ状にまいたところ、2月下旬に芽が出てきました。

↓ 3月中旬、たくさんの芽がでてきたので少しずつ間引き!

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↓ 3月下旬、何となく小松菜っぽい葉も出てきて密集してきたため、さらに間引き!

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↓ 4月初め、ネイチャーフィールドXにも1週間ごとに雨が降るようになり、お昼の気温が20度前後、日照時間も長くなり成長が加速。

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↑ 成長が遅いものや小さな芽のものを、さらに間引きします。

↓ おおっ!4月上旬には、もう店頭で売ってもいいぐらいに成長した株も!

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↑ 混雑しているところを間引き、間引いた小松菜は自宅に持ち帰り、油で炒めソテーにして20.315の胃袋に。

でも・・・。

↓ ホウレンソウは、時間が経過しても中々成長しません・・・。

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種を植えたのは小松菜と同じ日。ホウレンソウにとっては、まだ気温が低過ぎるのか・・・。とりあえず、混んでいる所を間引きます。

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↑ 芽を出して1カ月経っても、こんな貧弱なままです。涙。

実は・・・。

20.315にとって、ホウレンソウは苦手科目なんです!

以前、近所の市民農園を借りて各種野菜作りをした経験があるんですが、ホウレンソウとトマトはうまく育ちませんでした。ホウレンソウは、土壌がアルカリ性であることが必要条件なんですが、ネイチャーフィールドXは酸性度が高い土なのかもしれません。それを見越し、2月上旬には石灰をまいて土壌改良をしたつもりだったんですが、どうやら甘かったようです。

トマトもムズイですよ。雨ざらしだと生育不良になりがちで、常に脇芽を除去する手間暇もかかります。だから、トマト農家はビニールハウスでの栽培が多いんです。

一方、3月中旬、長ネギは束になったものを1本1本植えました。↓

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苗が売っているということは、植え時ということなので種を蒔く時期など気にする必要がありません。一言でいって、超ラクです。

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↑ 4月上旬、植えた時はなよっとしていた長ネギの苗ですが、ピシッと背を伸ばして天に伸びています。きわめて順調な成長!ええぞ!

さて、ここで金勘定。

小松菜とホウレンソウの種は一袋200円。ホウレンソウは除外して小松菜を栽培計算すると、一袋で50~100株ぐらい出来上がります。
(※作付面積を一坪として計算)

店頭に並んでいる小松菜の値段は3~10株で平均100円。とすると、20.315が栽培した小松菜は、末端価格で1700~3300円ぐらいですかね?

かりにネイチャーフィールドX全体で小松菜を栽培すると、約200坪あるので34万円~66万円ぐらいか。種~栽培まで3カ月ほどかかりますし、その前に土壌整備が必要です。途中、化成肥料を購入して追肥することも必要。

上記計算は、あくまで末端価格(消費者価格)なので、農家の収入はさらに低くなります。

こういう計算をすると、農家の方々の経済的苦労が偲ばれます。収穫には人手もかかるので、相応の経費がかかりますしね。

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↑ 本日4月11日午前の小松菜。もう完璧に「小松菜」となりました!
半分ほど収穫して味噌汁の具にし、たらふく食べました!
※ヘッダー写真は、料理寸前の小松菜ですw。

最後に昆虫の話を少々。

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↑ この蛾は畑では超メジャーな害虫、ヨトウガの一種です。
↓ 幼虫は「ヨトウムシ」、場合によっては「ネキリムシ」とも。

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今回、20.315の小松菜にはついていませんでしたが、ヨウトウムシはアブラナ科やキク科など多くの野菜を食害する害虫として農家から嫌われています。したがって、農家が多少の農薬をつかって害虫駆除することも、現実的にはやむなしなんです。

20.315では一切、薬剤は散布していません。小松菜の写真を見ると、ハムシ等に食べられた小さな穴もあるとおりです。少しぐらい虫に食べられても、野菜の品質には問題ありません。

それでも一応、虫に食べられないようオーガニックな対策を2つ実践しています。

1.ドクダミの葉を野菜の根本付近にパラパラと置く。
→ ドクダミのあの独特な臭気は昆虫も嫌がります。

2.お酢を薄めた水を霧吹きで野菜にまんべんなく吹きかける。
→ お酢のにおいも、昆虫は嫌がります。

これで無農薬小松菜も大収穫です!

ただ、20.315的には「ホウレンソウ」が課題です・・・。


※写真は全て20.315が撮影。場所も全てネイチャーフィールドX。ただし、ヘッダー写真のみ自宅のキッチンです。




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