#37-鍋会の起源とカルチャーとして根づくまでの道のり
物流のラストワンマイルをDX化する【207株式会社】がお届けするPodcastの文字起こしnoteです。今回は207独自の「鍋会」カルチャーについて、うまれた背景と根づくまでの道のりについて伺いました!前編はこちら。
インタビュアー:207 CTO 福富
インタビュイー:207 石田・若月
福富:全部で5人でオフィスに住んでいましたが、この中で一番最初にそのオフィスから出たのは誰でしたか?
石田:福富さんだった気がします。
福富:僕でした?(笑)
若月:たぶん、テクレジに行った時ですよね?
福富:そうかも。TECH RESIDENCEというエンジニアの方だけが住めるシェアハウスがあり、僕はそもそも207株式会社(以下「207」)に入る前はそこに住んでいたのですが、もう1回戻ってみようかなという気持ちになり一度出たということがありましたね。あれが確か去年の夏頃だったかな?
若月:でも、僕も大体同じタイミングですね。
福富:若月さんも同じくらいのタイミングで出たんですね。若月さんが出るきっかけはどんな感じでしたか?
若月:覚えていないですね(笑)もしかしたら福富さんが出たのでつまらなくなって出たのかもしれないですね。
福富:まあエンジニアは居なくなりましたからね(笑)石田さんはどのタイミングで出ましたか?
石田:僕は去年の10月くらいですね。
福富:では僕達が出た3~4ヶ月後ですかね?
石田:そうですね。
福富:それもまたきっかけは何か覚えていらっしゃいますか?
石田:僕は単純で、家族が地方で暮らしていてそれが引っ越してくるという事で家を借りて引っ越しました。
福富:だから僕達と違って、そもそも家族が来るまでの仮住まいという認識でいらっしゃったという事ですね?
石田:そうですね。
福富:当時オフィスに住んでいた頃と今の生活を比べてみて、大きな違いはありますか?
若月:全く無いですね(笑)今も結局シェアハウスをしているので。ただ当時よりも仕事が濃いですね。たぶん福富さんも感覚を忘れていると思いますが、当時は会社自体がすごく緩かったですよね(笑)。
会議体も最初の方は無い状態だったので、プロダクトも事業方針もまだきちんと決まっていない段階だったんですよね。なので事業が進んでいるという意味で、やる事が明確になっていてコミット量が増えている点が変わっていますね。
福富:単純に1年経ったので会社としても前に進んでいるという事ですね。確かに今振り返ったらやっている事はあまり変わらないですね。本の紹介をPodcastで始めたり朝会をしたり。そういう意味で言うと同僚と一緒に住んでいたところから離れるという環境に行った石田さんの方がもう少しギャップを感じやすいですか?
石田:そうですね。ただ僕も当時オフィスに住んでいる頃は配送ばかり行っていて関わるという事が少なかったので、そこの変化というよりも、先ほど若月さんが仰って頂いたように事業自体が進んできていて、僕も配送を外れて今は営業やスキマ便のオペレーション構築のところを見ていて担当が変わったので、すごく変わった感じはありますね。
福富:確かに。石田さんについて言うとそもそも職種がすごく変わっているから、そこのギャップの方が大きいかもしれないですね。
石田:そうですね。
福富:生活習慣もだいぶ変わったでしょうしね。
石田:とても変わりましたね。
福富:そう意味で言うと、一応このPodcastの台本には「オフィスに一緒に住んでいて良かった事・困った事」と書いていましたが、若月さんはあまり変わらなそうですね。
若月:基本的に今と変わらないですね。当時は今よりも仕事の話ではない事を話していましたね。
福富:今はほぼ仕事の話をする事が多いかもしれないですね。当時はどんな話をしていましたか?
若月:当時面白かったのはやはり、福富さんのキャリアの中で大きい会社有名な会社があってその会社の働き方や、あとは歴史的な事ですね。ソフトウエアの歴史みたいな話を、僕は年齢的に知らない事があったのでそれを聞いて、あとは哲学の話ですね(笑)
福富:当時、僕はITおじさんのマウントを取っていたんでしょうね(笑)
若月:いやいや、単純に面白かったです!(笑)
福富:石田さんとのコミュニケーションは逆に出てからの方が増えた可能性ありますね(笑)
石田:間違いないですね。
福富:そもそも時間帯が合っていなかったのと、当時はあまり仕事上の接点も無かったですよね?
石田:そうですね。当時定例も無かったので、TODOCUクラウドの改善についてを雑談の場で話すくらいのレベルでしたよね。
福富:確かに。だから本当はここで「オフィスに住んでいた頃の方がコミュニケーション取れてたね」と話すのかなという想定でしたが、全然そんな事は無いなと話しながら思い出してきました(笑)
この辺でメイントピックの2つ目である鍋会の話をしようかと思っていますが、前回軽くお話されていましたが改めて鍋会とはどういうものか?石田さんの方からご説明頂けますか?
石田:現状の鍋会で言うと毎週木曜日に集まって、鍋は僕が担当して作っていますが、皆で鍋を囲みながら例えばカルチャーの話や組織体の話をざっくばらんに話し合う会をやっています。
福富:石田さんは確か調理師免許をお持ちなんですよね?
石田:そうです。
福富:だから毎週すごく美味しい鍋が食べられるというのが、個人的には一番の福利厚生だなと思っています(笑)
石田:ありがとうございます(笑)
福富:でも、石田さんの負担が大変ですよね!
石田:最近はそうですね!始まりは本当に5~6人とかそんなレベルでしたが、現状一番多い時で13人くらいいるので、料理の量は確実に増えていますね(笑)
福富:買い出しもありますしね。
石田:買い出しは、今はネットスーパーでするように切り替えましたね。
福富:なるほど。回を重ねる毎にしっかりとPDCAも回っているんですね。
石田:はい、アップデートしていってます。
福富:最初は5~6人からという話がありましたが、一番最初はどんな感じで始まったか覚えていらっしゃいますか?
若月:僕の記憶では外部の方を交えて皆で話すことが最初の目的だった記憶なんですよね。
福富:そうなんですね!
石田:僕の記憶では最初若月さん達も引っ越してこられたので、コミュニケーションを取るという意味で、代表の高柳さんがオフィスに来てご飯を食べるというのが始まりだった気がしていましたが、違いましたか?
若月:たぶん最初の時期は両方あって、でも確かに一番最初の走りはそうだったかもしれないです。
石田:なるほど。
福富:だから最初は高柳さんの奥さんも頻繁にいらっしゃっていたと思うんですよね。
石田:そうですね。皆でコミュニケーションを取る場を作るという事で、高柳さんの奥さんが料理を作ってくれていましたね。
福富:そうでしたね。アジェンダ的なものが用意され始めるのと外部の方を呼ぶのはどちらの方が早かったですか?
石田:それで言うと外部の方を呼ぶというのが先ですね。
福富:外部の方はどんな方がいらっしゃっていましたか?
若月:一応slackの履歴を見ていますが、鍋の事をやり取りし始めたのが2月に入った頃ですよね。
福富:入った頃からもう鍋の話していたんですね!
若月:そうですね。今思い出しましたが、鍋会の一番最初はオフィスに住んでいたメンバーの交流会だった気がします!
石田:そっちが先でしたか?
若月:”鍋”というキーワードが初めてslack上に登場したのが2月2日なんですよ。そのチャンネルが「207レジデンス」という住んでいたメンバーが入っているチャンネルで、そこで皆で鍋代を計算していました。
石田:確かに!思い出しました。やっていましたね。
若月:だから今発覚しましたが、始まりはオフィスに住んでいたメンバーの交流会ですね!
福富:そこから関わるメンバーが増えたり採用の課題が出てきたりという中で、徐々にその形を変えてきたのが今の鍋会なんでしょうね。一番最初は、ただ鍋を囲んで雑談して終わりみたいな会だったと思うんですよね。それから次に変わったのは何だったかな?ピザを食べながらプログラミングするみたいな事もしていた気がしますが、あれよりも前にGoogleフォームでアンケートを取るという形式が始まりましたか?
若月:Googleフォームはそれより全然前だったと思いますね。というのは、「鍋会にバリエーションを持たせましょう」というのが一番最初の話だったんですよ。その中で順番に生まれていて、フォームで社内文化を醸成するみたいな話は先に出てきて、スピンオフ的に1回やってみようとライブコーディング会などを実施したり…という感じですかね。
福富:Valuesに関係するアンケートを取るという事をやり始めたきっかけは何だったか覚えていますか?
石田:あれは合宿のタイミングでしたか?
福富:そうかもしれないですね。去年の夏頃に合宿に行って、弊社の3つのValues「speed with quality」「Be open」「3S」が決まりましたが、そこの議論を合宿でやる前の土台作りという目的感が、もしかしたら高柳さんの中ではあったのかもしれないですね。だから価値観に関するアジェンダが多かったですよね。どんな質問だったか覚えていますか?
若月:皆覚えているのは「お金か愛か」みたいな(笑)
石田:僕が考えた質問なんです(笑)
福富:そうなんですか!それで思い出しましたが、当時皆が各々考えていましたね!
石田:そうですね。価値観を共通認識にすることだったと記憶しています。
福富:合宿でValuesが策定されてそこの目的が一応達成されたことで、また変わったんでしょうね。現在の形式はどうなっているかというと、Notionに鍋会のお品書きというページが用意されていて、適時そこに鍋会で話したいアジェンダが投稿されてそれを消化していくというフォーマットになっていますね。最近何か面白いお品書きはありましたか?
若月:X企業については最近ですよね。何故優秀な人が集まるのかを分析して僕らも社内制度をどうするかを考えたというのはありましたね。
福富:あれは結構盛り上がりましたね。今の鍋会はこんな感じでお品書きをベースにやっていますが、感じている課題はありますか?
若月:僕が思うのが、人数的にも多くなっているので話す内容が全社的なものに限定されてしまうところはあるかなと思っていて、なので例えばチーム毎に分かれたら長期的な話などが出来るのではないかなと思っています。
福富:確かに。石田さんは何かその辺り思うところはありますか?
石田:これは何回も議論で出てきていると思いますが、若月さんの先ほどの話にも近くて、人数ですね。これからもどんどん人数が増えていくけど鍋会としては残していきたいという方向性で、分割して上手くやっていけるような仕組みややり方を考えていかなければと思っていますね。
福富:丁度そういった「鍋会を今後どうしよう」というお品書きも追加されていたと思うので、もしかしたらこれから組織が新しくなっていく中で変わっていくのかもしれないですね。
石田:そうですね。
福富:ではそろそろ着地していこうと思っていますが、何か言い残している事はありますか?
石田:前編で出てきた渋谷東の平米数は30㎡の10万円でした(笑)目黒の新しいオフィスが86㎡の24万円です。
福富:着実に成長していますね!ちなみに今僕と若月さんが住んでいるエンジニアのシェアハウスは130㎡なので、オフィスも次はこの規模に持っていきたいと思いますね(笑)人数が増えたら必要ですよね。
石田:確かに。
福富:今日は目黒オフィスに当時一緒に住んでいた石田さんと若月さんに来て頂きました。ありがとうございました。
石田、若月:ありがとうございました。
(おわり)
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