伊根の舟屋と天橋立を訪ねる
京都遊覧記第18回。今回は、京都府の北部、伊根町と宮津市を訪ねました。今回の記事は短いです。
1.伊根〜日本のヴェネツィア
京都市街から約150km離れた場所に、伊根町はある。伊根は海に面した「舟屋」という住宅形態が立ち並んでいることで知られており、その街並みから「日本のヴェネツィア」と称される。
1階は船のガレージ、2階は居室となっている。しかし、現在1階の機能はそれほど大きな意味を持たなくなっている。1969年以降、耐久性に優れたFRP船が導入されて、舟屋で必ずしも船を保全する必要がなくなったからだ。
母屋が山側にあるため、このように道路を隔てて住宅が立ち並んでいる。
海側から舟屋を見ないことには、話が始まらない。整然と立ち並んだ舟屋が美しい。そして、遊覧船を取り巻く多くのカモメ。カモメは乗客が持っている餌を目当てに、飛び回っているが、偶に鷹が紛れ込んでいる。鷹に餌を取られないようにと、カモメも必死だ。ちなみに、カモメへの餌はかっぱえびせんだ。どうしてかっぱえびせんなんだろう?
ちょっとピンぼけ。
見学できる舟屋もあるので、訪れることを勧めたい。
2.天橋立〜飛龍観
宮津市の観光名所、天橋立。全長約3.6kmの砂州に約5000本の松が生い茂る景色が絶景と称される。傘松公園の股のぞきが有名であるが、今回は対岸側にある天橋立ビューランドから「飛龍観」を見ることにしよう。
リフトで後ろを振り返った時の写真。なんだかワクワクする。
龍が天に昇る姿に見えたことから飛龍観と称される。自然が生み出した景勝地、本当に運の良い時代に生きている。
天橋立ビューランドから下って、智恩寺へ。文殊菩薩を祀る智恩寺は智恵の神様として信仰されている。黄金閣と呼ばれる山門をくぐって境内へ進む。
多宝塔は、丹後地方で唯一現存する室町時代に建てられた施設。
智恵の輪をくぐると、学力が向上するらしい。
智恵餅はとても美味しい。小ぶりな餅にたっぷりのあんこがついた智恵餅は歴史を感じさせる。
最後は天橋立を歩いてお別れ。それでは、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?