異常が日常になるまでに何があるのか。
コロナウイルスが蔓延し、
世界中が非常事態になっている中、
ふと、「天気の子」の結末を思い出した。
「天気の子」の世界では、
東京に何日も何日も雨が降り続く、という異常気象が起こっていた。
それを止めるためには、
ヒロインの女の子が、人柱にならなければいけないのだけど、
主人公の男の子は、
その女の子を助けた。
結果、東京は雨が降り止むことはなく、
3年後には面積の3分の1が沈没した。
物語の最後、
3年後に東京が沈没しつつあることや、
屋形船みたいなものに乗って人々が通勤する様子が、さらりと描かれていたのだけど。
生活も、仕事の仕方も、
きっと大きく変えなければならなかったはず。
仕事ができなくなった職種の人もいたただろう。
みんな、すごく困ったはず。
すごく困って、
でもたくさんの人がたくさん考えて、
色々な手を打って、
大なり小なり、色々なことを変えていって。
そうして徐々に、
「異常事態」から「日常」に
溶け込んでいったのだと思うのだけど、
その間に、どれだけのことがあったのかな。
映画を観た時はあまりピンと来なかったことが、
今はすごくリアルに感じる。
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