3回目になるUnity1weekを自分なりに振り返る
unity1weekのお題は「ふえる」でしたね。
意外にも簡単に思えてアイデアの幅が広く、とても良いテーマだったと思います。
さて前置きは終わりにして、本題に入りたいと思います。
早速ですが今回作ったゲームはこちらです。
ゲームの内容としては降ってくる具材を集めて(ふえて)パフェを作るカジュアルゲームです。1プレイ60秒なのでぜひ一度遊んでみてください。
(9/1現在総合46位 絵作り37位)
unity1weekは今年の1月の「逆」から3回目の参加となりました。今までの作品等もリンクを貼っておきます。
前回と前々回との違いは、チームでの参加ということです。メインメンバー3人に2人を加えた新生スーパースターマインで制作していきました。今回の目的としては新メンバーとの親睦とお互いの考え方を共有するなどの趣旨がありました。
どのようにアイデアを出していったのか、ゲームデザインの試行錯誤については
まちこーの記事に任せるとして。(若干被りますがご容赦を)
リードプログラマー、unity1week3回目の者の視点で1週間を振り返っていきます。
0日目
スムーズな開発ができるように、Githubのリポジトリ を作成。使うであろうDOTweenやUniRxなどのアセットを取り敢えずプロジェクトに追加しました。またNaichiさんのランキングやゲーム内の画像をツイッターに共有するスクリプトなども同時にインポートしました。
今回オーディオ関連でADX2を勉強がてら導入していました。(webglでは使えないことをこの時は知らなかったです。)
ひとまずチーム全員足踏み揃えてunity1weekを迎えることができました。
1日目
チームメンバー同士でのアイデア出し。それぞれが思う「ふえる」についてDiscordを繋ぎながら夜通し練りました。この段階では案がまとまらず、4つのコンセプトに絞り込み、次の日に持ち越しとなりました(3,4時くらいまでやっていたので流石に寝ました)←健康第一
2日目
Slackにリプライを付けてコンセプトの肉付けを午前中にし、夜に最終的なコンセプトを決めました。それぞれがプレゼンと吟味をし、かき氷を積み上げるゲームに決定しました。
当初のゲームは夏らしく、かき氷でした。(だいぶ変わりましたねぇ)
なんでかき氷→パフェになったかというと単純に1週間では間に合わないから。これもunity1weekでは大事な妥協です。(終わってからですがパフェでよかったのではないかなとも思います。)
この時にADX2がwebglで使えないことが発覚して、枕を濡らしました。(有料版なら使えるらしいです。)
3日目
このタイミングでGithubの規則を決めました。
正直普段の開発で気にしないでGitを利用していたので練習をかねて行いました。実際規則を決めておくと検索やターミナルでの操作が楽になるメリットがあります。最初は規則表を見ながらブランチなどを作成していたのですが、終わる頃には慣れていたので習得はできたと思います。
ようやく本格的にゲーム制作。今回チームの構成としては、プランナー1人,デザイナー1人,モデラー1人,プログラマー2人でした。今回私はリードプログラマーとして立ち回りました。最初にやったことは、どんな実装が必要であるかをGithubのissueにまとめる作業でした。(これも後半機能できていなかった)
取り敢えずプレイヤーの動きとパフェの具材のランダムな落下の実装をもう一人のプログラマーに依頼をしました。
その間に私は具材の接着について実装をしていました。今回使ったのはCharacterJoint
実はこれは小学生の頃に買ったUnity4入門にあったものを使いました。(この頃はまだJavaScriptもあった時代。懐かしい)
そんな過去の遺物との再開を果たしながら、実装した接着ですが面白い実装になりすごく満足しています。
4日目
この日実装したのは、
爆弾、具材の排出率、移動用のボタン操作。
上記の実装に加えてインスペクターで操作するパラメーターについてのドキュメントをまとめていました。これらの作業は仕事感があったのを思い出しています。ただやってみて思ったのは、unity1weekだけであったらドキュメントにまとめる意味はあまりないのかなと思いました。(unity1weekでプロジェクトを閉じると言う意味)
5日目
チーム内の作業がスムーズに進み完成へと着実に進んでいる状態でした。リードプログラマーとしては仕事の割り振り、コードのレビュー(ざっくりと)をしていました。その片手間にフォトモードの制作も行っていました。
(個人的にフォトモードが評価されていてうれしかったです。)
6日目
この日はタイマー、値段表示、そのほかタイトルなどの実装を行いました。
が進捗ツイートができませんでした。と言うのもバグが見つかり修正を繰り返していたためです。
具体的に言うとグラスの具材の判定をとる部分です。この実装がこのゲームのコアであり最もバグがあってはいけない部分でもあります。特にグラスに具材がある状態とグラスから離れた状態との判定を取得することに苦戦しました。結局妥協して机に落ちた状態をグラスから離れた状態として実装はしましたが、結果的に終了間近に爆発するとダイナミックなパフェができる副産物が生まれて今回は目を瞑りました。
(一応グラスから一定距離離れてもグラスから離れている判定は行っています)
当初6日目に一連のゲームフローを完成させ、テストプレイまでやろうと頑張っていたのですが、思うように物事はいかないものですね。
7日目
ついに最終日。
ゲームフローは6時くらいにはほぼ完成。残すところランキングとツイート共有で提出...と言うわけにもいかず
ランキングボードが上手く読み込めない、ツイートできない、できてもTLに反映されない。
どれも今回重要視していた機能なのでどうしても外せないものでした。
一応当日にはアップロードはできたのですが、画像付きツイートの部分でエラーがwebgl上で発生したので一時閉鎖。一連の修正が終わったのは夜中でした。ランキングのバグも一旦削除、再インポートで対処しました。
因みにツイートがTLに反映されない問題はツイッターでの設定が問題でした。(完全に忘れていて結構時間を取られました。)
延長戦(8,9日目)
正直unity1weekのゲームは一回アップロードしたら、相当なバグがないと再度手をつけないのですが、どうしてもToonShaderをつけたかったので一人黙々と付け足し作業をしていました。(作業している間にもバグは見つかったので適宜修正していました。)
before
after
なんと言うことでしょう。
と某番組のナレーションが入りそうな勢いで劇的な変わり様ですね。
正直絵作りの部分はこのToonShaderの存在もあったのではないかなぁと(勝手に)思い内心気持ち悪い笑いでいっぱいです。
(もちろんデザイナーとモデラーには頭が上がりません)
まぁ延長戦をしていたわけですけれども、
unity1weekお馴染みのPAFUさんに遊んでいただいた時にこの2日間が報われたと思い感動しました。
ありがたいフィードバックをいただき
SE設定時に音がなると良い
出る位置がわかりづらい
最後のカメラ操作の感度が高い
延長戦9日目に入るのでした...。
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今回のUnity1weekについて
1週間(?)の振り返りも終わったので今回のunity1week全体の振り返りをしたいと思います。
今回はチーム制作と個人制作(個人はボツにしました)どちらでもやりたいことがありました。
ツイッターのTLにゲームの共有ツイートが「ふえる」
当初はツイートする度に...的な感じでTLにふやして(増殖させて)みたかった。当然止められました)
報酬型よりもプレイヤーの積極的なツイートに結局変わりましたが、ツイートを画像付きにするなど工夫してある程度TLに流れていたので満足しました。
また結果論になりますが、今回は結構本気でランキングに入りたいとも考えていました。(直接チームメンバーには言わなかったけれど)
なんでランキングにこだわるのか。それは入って嬉しい!と言う単純なものだけではないです。今回の目的として新生スーパースターマインでの制作を通して親睦を深めることでした。ここでランキングに載ることができれば少しでもチームメンバーのやる気と自信が付くのではないかと思っていました。(実際思ったより反応が薄かった?ので成功したのかは怪しい)
ただプログラマーとしては、絵作りの部分で特に評価されていることは少し複雑な気持ちではありますね。
良かったこと
・チーム制作でunity1weekを無事完走できたこと
・改めてチームメンバーとの親睦が深められたこと
・スタートダッシュが上手くきれたこと
・実装面で新しいことに挑戦できたこと
・人に指示を出すリードプログラマーとしての大変さを知れたこと
・ツイッター共有など自分のやりたいことができたこと
・Git関連の問題を基本的に解決できたこと
悪かったこと
・リードプログラマーとして見通しが甘いところがあったこと
・Githubのissueやprojectを上手く使いきれなかったこと
まとめ
とりあえずチーム誰も抜けることなく一つのゲームを完成できたことが何よりも良い経験になりました。フォーリンパフェ を通してお互いの考え、技術力などがわかり、現在進行中の「れーぞく!ネクロマンスちゃん」の方でもそれらを生かすことができると思うので、とても有意義な1週間であったと思いました。3回目の参加にして悲願のランキング入りを達成し正直120点を今回のunity1weekにつけたいです。
最後になりますが、ここまでこられたのはチームのお陰であり感謝でいっぱいです。
雑な終わり方になりましたが、ここまでお読みになりありがとうございます。これからの新生スーパースターマインを応援どうかよろしくお願いします。
いーだ
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