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オランダでのズッコケ話、続編?!

この note はほぼ、私が気が向いた時しか書かないようになっているんですけど、それでも良いものなんですかね??

・・・良いのですか、そうですか。助かりま〜す!

前回、オランダで壮大にズッコケた話したのですが、冷静に考えたら、いわゆる一種のカルチャーの違いを見せつけられた場面であって、そんな出来事も普通に受け入れる(?)懐の深さよ、オランダ。

それこそ自由な国だ。考えるのも自由、感じるのも自由、生きるのも自由。

人は人、自分は自分。

自分の人生は自分次第、だからこそよりよく生きたかったらそれもまた良し。

変わらずにそのまま居たかったらそれもまた良し。

って事で、今の日本だと考えられない(受け入れられないであろう)話を続編にて。

隣人② 〜一人暮らしのキアヌ栄作さん〜

以前にもちょいと触れた事がありましたが、生態が謎すぎるキアヌ栄作さん。

私の斜め上に住んでいらっしゃいます。

斜め上って言っても、階段を4〜5回ほど上がった最上階なので音などは聞き取れず、ほぼほぼ姿をお見かけしません。

ただ、私の部屋の前を通らないと玄関までは行けないので外出した際や帰宅した際などは歩く音などが聞こえます。

それで生存確認・・・をしています。(ハウスオーナーさん曰く)

あ、しかも、”キアヌ栄作さん”とは私が勝手に命名しただけです。

・・・なんか似てたから。髪型とか。雰囲気とか。

キアヌリーブスと吉田栄作さんを足して2で割ったような・・・。

あ、でもね、昨今のCOVIDの影響で太・・・ふくよかになられたので、今は全然似ていらっしゃいません。

どちらかというと、ナントカⅢ世的な感じになってます。

だもんで、Wib (ビブ)としておきましょう。

そのWibちゃんですがね

滅多に姿を見せないので、シェアハウス内では一種の神がかった神秘的な(?!)人になってます。

・・・って、いやいや、私以外みんなファミリーよね?!

しかもここに住んで7年位らしいのですが、全然交流ないってどんだけ〜。

正にまぼろし〜。

私は今月末でこのお家にお世話になって10ヶ月となります。

その間にはお正月を挟んでいて、ハウスオーナーさん達は冬休み期間にフランスに行っていた(ほぼ1ヶ月くらい)ので、何かあったらWibに頼りなさい、と連絡先は教えていただいておりました。

Wib ちゃんは新年のパーティーをこの家で盛大にやっておりました。仕事仲間?を30人くらい集めて夜通しパーティー・・・。

私はこの大きな家に一人でいることの方が恐怖だったので、その時は寧ろ音があって安心・・・と思っていたし、
Wibも『昨日はうるさくしてごめんね』って挨拶してくれたので全然普通・・・って思っておりましたよ。

その次の日かなんかに私の部屋の洗面所のランプが点かなくなったので見てもらったし。

うんうん、なかなか好青年でないの!

って思ってました・・・つい最近までは・・・。

その後も色々手伝ってもらったのよ

Wibちゃんは仕事の種類上、特に通勤しなくても良いタイプなのでCOVID以降は全くもって在宅。

パソコンの不明なところを見てもらったり、棚の搬入を手伝ってもらったり、お部屋を見せてもらったり・・・。

Wib ちゃんは籠ることなんてお茶の子さいさい・・・みたいで、3ヶ月姿を見ない、とかはざらでしたよ。
私はそこは無理めなので、若干尊敬の念さえ抱いておりましたよ。

・・・つい最近まではね・・・。

つい先日、以前の住人が遊びに来ました

ハウスオーナーさんが

とても良い子だから紹介するわよ!

っておっしゃていて。

私達とちょっとお茶した後、Wibとご飯食べに行くんだって、あの二人仲がいいのよ〜!

って嬉しそうにおっしゃっておりました。

その方はフランス人の方で、オランダ人のパートナーと一緒に暮らすようになったので、ハウスオーナーマダムと境遇が似ているところもマダムのお気に入りポイント。

まだ小さなお子さんがいらっしゃいます。

実際あってみると、フランス映画のアメリに出てくる主人公のまんま。

とても可愛らしくて、愛らしい・・・。

子どもと今日は離れられて、最高!

っておっしゃってました。

・・・羽を伸ばしたい、わかります。

久々の羽伸ばし、良かったですね、友達とやんゃやんゃお話、そんな時間もたまにはお母さんにだって必要よね!

ましてや、この異国の地で誰も頼れる身内もいないで頑張っているんだもんね!
(パートナーはパートーナーなので、結婚されておりません)

とかなんとか、Wibちゃんも交えて、談笑・・・(Wibちゃんビール飲む量ハンパなかった)さぁ、そろそろ予約の時間だわ!って二人して夜の街に車で消えていかれましたよ。

あんなにビール飲んだり、アペリティフつまんで、ディナー入るのかね?!

なんてマダム(この時にはハウスオーナームッシュはまだフランスにいらっしゃって不在)と笑いながらお見送りましたよ。

・・・その夜だ。

深夜2時頃に、階段を登る音が・・・二人分。

・・・二人分?!

いやいや、待て待て、日本で言うたら新婚さんの域のママさんだ。ママさんの訳ない。

・・・Wibの部屋に?上がっていった??

んな訳ないよ・・・。

・・・人ごとながら心臓ごと起きたよ・・・。


そっから眠れない時間(猫様も)を過ごし、約3時間後・・・階段を降りる足音が・・・やっぱり〜?!

・・・居たんかーい!!

今帰るんかーい!!

それから約30分後・・・階段を降りる音が・・・。Wib!

Wib!・・・あなた・・・どう言うこと!?

って心の中で唱えてみました。

・・・もはや眠れなかったよね・・・。

で、ちょっと間空いて、またまたつい先日よ!


ほら、例のフィリピンママのパーティーをやった時にね、ハウスオーナーマダムがね。

聞いてたのよね。

ジャンヌダルクに見えたよね。

私的には目ん玉こぼれ落ちそうな感じになっちゃったけど、直接聞くのね、こちらの人はね。

Wib!この前、あの子連れ込んだでしょ?階段登る音と降りる音で、みんな知ってんのよ!

(え、マダム達も起きていたのね)

あ、はい。

(・・・あ、はい、て。)

ズッコケたよね。

ちょっと理解が追いつかないのだけど、自分の部屋に連れ込んで

新婚さんいらっしゃ〜い!

でもしてたのかな?

きっとそうだわ。

うわっっ楽しそう。

なんかついでに(?!)マダムが

マリファナやってる?

って聞いてたのよ。

あ、はい、たまにだけど。

(・・・え、たまに、て。)

ズッコケすぎたよね。

むーん・・・別に支障がなければ良いらしいのだけども。

Wibの職業・・・国の大事な職業・・・だけど・・・。

あれ?関係ないのか〜、この国は。

そっかそっか、色々関係ないのか〜。

ちゃんとやってればいいのか〜。

・・・ちゃんとって??何??

”ちゃんと”の概念

多分だけど、個人の考えだけど、日本は
”ちゃんと”の意味がすごく重要で、心も身体も生き方も”ちゃんとしよう”ってなるんだと思う。

それって結構大変で、職業的な観点からの
”ちゃんと”。

母親的な観点からの”ちゃんと”。

これはこうあるべき、って事が日本はきちんとしているんだけど、それは正にきちんとちゃんと健全に生きる為の指標なんだよね。

・・・ちゃんと、も別に悪くない。

私、ちゃんと生きていこう〜っと。

もちろん、ちゃんと自由に、って意味だけどね。

それにしても、様々な生き方があって自分の固定観念を揺さぶられるわ、この国は!

しかも、こんな時だけフィリピンママと意気投合したわ!

ここの国では普通かも知れないけど、フィリピン人にとっては普通じゃない。良くない!

同意〜。

マリファナは息子もやってるけどね、それは普通。

やってるんかーい!!

どんだけ〜!


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