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お金の勉強が必要な意味。 不動産投資はマネーリテラシーから始まる。

不動産投資家を目指す方や、不動産投資を行なっていても、マネーリテラシーがない方が非常に多く存在します。
マネーリテラシーとは、ある一種の金融知識であり、特に僕がそう思う分野としては借入に関してと、考え方捉え方に関しての両方と感じています。

今日は、そのような金融知識に関してのお話を少ししてみたいと思います。

すぐ返そうとする人は破産する人が多い

住宅ローンも金融知識がない人は破産しやすい。その理由とは

ローンを組んだり、返済を考えたりするのは、誰しも同じことなのですが
金利が勿体無いからと言って、収入のギリギリで早く返そうとする人は、実は破産しやすい方が多いと聞きます。
これは誰でも簡単に考えてみると、そうなるよなと思うことが多くあります。

早く返そうとするのはある意味元金を早期に減らすこととして正しいのですが、融資、ローンを活用する側面からするとリスクが非常に高いのです。

ギリギリで早く返すことは、常に生活上で何か突発的なトラブルが起きた際に
資金的な余裕がなく、お金をどこからか別で借り入れることにつながります。

現在の市況でいうと、カードローン、フリーローン、その他ローンを使い、多重債務化すると言う事になり生活がより厳しくなってしまいますが
そのような方がこの10年で激増しているとのことです。

融資ローンはできるだけ長く借りて、月々のキャッシュフローを増やし、それを貯金、積み立てて、突発的な問題や、資金が必要なときに活かせるようにすべきです。その方が生活も豊かになるし、余裕も生まれる。
特に重要と思うのは、金利を支払うことで、「安心を担保する」と言う側面を生み出すという観点です。

そして、金融機関は、金利で成り立つ商売であるからこそ、できるだけ返してほしくないのが本音です。
であれば、長く長く借りれるだけ借りて、返さないくらいの😅覚悟で借り続けるのも得策ではないかと常々感じています。
土地建物の価値は決して0円にならない訳ですから、自宅、収益物件もいつか将来売却を考えるのなら、その時折で検討すれば良いだけの話です。

返せなくなったら誰が最も困るのか、助かる方法はあるのか

住んでいた自宅もローンが返せなくなりそうな時、一体誰が困るのか。考えたことありますか?

住宅ローン、収益不動産の融資を受けていて、ローンが返せなくなりそうな事が、もし起こり得たとしたら、皆さんは誰が一番困るのかを考えたことはありますか?

金融知識のない方は「借りている自分」と答えると思います。
少し知識のある方は「貸してくれている銀行」と答えると思いますが
答え書いてみると「金融機関担当者、支店長、そして保証会社、融資部」が
実際困る方々となります。

融資を受けた担当が申請を行い、次に支店内許可を出した支店長、そして住宅ローンの場合は保証会社が提携していますから、保証会社となり、収益物件の場合、さらに審査部、融資部が役員会に許可申請を行うことから、上記のような部署、人が最も困ると言うのが答えとなります。

要は、貸出した上記内容の金融機関側の組織が困る=デフォルトすると回収出来ない と言う事に繋がるため、返済が滞らないように対策を行う事が可能なのです。

では、返済できない方は、どうすれば良いのか

何もしないとこのような事が起こりえます。

まず第一に、すぐに金融機関の担当さんへ連絡し、返済が滞る旨をお知らせします。
そして、その理由、背景をしっかり伝えることを行なってください。
さらに、返済が可能な状態になるには、どのような事が必要なのか、いつなのか、どの程度確実なのかを同時に伝え、この時、文書でも残してお渡ししてください。

この行為は、いわゆる告知義務を果たし、「ローン、融資のリスケジュール=返済計画の見直し」を依頼する事になります。
誠実に告知をいただくことで、金融機関、保証会社などは保全に走りますので、
デフォルトを避けることを優先し、誠実な方の場合は、リスケジュールに応じてくれるという事につながります。

返済ができない時、最も困る方々、困る組織は、滞らない為に動くと言う事です。

上記の図は、告知義務、理由、背景、どのような状況になれば返済が開始できるのかをしっかりと伝えられない(考えて行動ができない人)の図であります。

このような人たちをマネーリテラシーが無いと言う側面でもあり、
ローン、融資は滞ったら終わり・・・・と言う勝手な思い込みで
失敗してしまう事が往々にして多いと感じています(金融機関も皆そう思っています)

リスケジュールは誰でも可能なのか?

マネーフォワードより転載

リスケジュールに必要な事として、ローンをどのように返済し直すか(事業をどのように立て直すか)をよく相談することです。 嘘をついたり、自分の都合の悪いことを隠すと良くありません(すぐバレます)
また、金融機関窓口の方々も(担当者)デフォルトは金融機関全体のデフォルト率に影響し、業績に直結するため、なんとかしようと働いてくれます。

誰でも誠実に真剣に相談をしていただければ、応じてくれると思いますが
時として見捨てられる人もいる事実も存在します。
そんな人は、何度もリスケジュールしているけど、一向に良くなる見込みの無い方、誠実性に欠けていて信用できない方、隠している融資、現金があるのにも関わらず偽っている人などです。

これはモニタリングでも発覚するし、SNSの投稿などでも確認され見つけられることもあります。

不動産投資の融資に関しても全く同じことですが、借りたからには返すのは当たり前ですが、リスケジュールしてでもしっかり立て直した人は、それなりに評価をされますから、融資が閉まることはありません。

最も、個人信用情報に掲載されるような融資商品を借りている場合、返済が滞ったり、リスケジュールすると、フラグが立ちますから、次の信用情報をもとにした融資はかなり厳しくなりことは間違いありません。(マイカーローン、フリーローン、学資ローン、リフォームローン、住宅ローンなど)

融資、金融機関を甘くみないこと

時として見捨てる人もいるのは事実ですし、貸した資金を回収する事に注力する部署もあるのも事実です。取り立ては大変厳しく、また下調べして自宅、会社などにやってきます。(または連絡してきます) 
この時、全てを調査された上でやってきますから、甘くみないで正直に話すことをお勧めします。

デフォルト案件、リスケジュールに限らず、法人を隠して融資を引く手法で一括返済を行われた人たちのことも色々と話は聞いてきました。
金融機関をなめないこと、調査部を甘く見ないことです。

信用情報に傷がついたり、全国銀行協会に情報共有されてしまうような投資家になってしまうと、どの金融機関に行っても、総合的な判断で・・・と言う
お決まりのお断りをされてしまいますので、そのようなことを理解されておいてください。




金融リテラシーというのは、何も融資が詳しいだけではなく
融資そのものに関わる全体を理解することも重要です。
お金の上手な活かし方もまた、金融理解につながりますが、最も大切なのは
理解した上で、適切に借りて、信用されるような言動を行い
金融機関に対して誠実に対応を行うことでは無いでしょうか。

そして、お願いするより、真実をしっかり伝えて相談することも
重要だと感じています。

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