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資産運用初心者!(1)|つみたてNISAとインデックスファンドとは?

株というと、怪しい感じがするけれど、銀行に預けていても、増えない資産を、資産運用することで老後資金を貯めることができる......かもしれません。
お金を増やしたいな、と思ったら読んでみてください。

私は、つみたてNISAを利用して「インデックスファンド」の投資信託を買い、資産運用をしています。

なじみのない言葉や制度をわかりやすく説明していきたいと思います。

私も『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 』を、読むまでは、何も考えてきませんでした。
自分のお金について不安が減ったり、知ったらお得なことがあるので、お金について考えるきっかけになればうれしいです。

銀行に貯金するのは損

まず、お金を銀行に預けているとはどういうことなのか?を考えてみようと思います。

例えば、みずほ銀行に普通預金で1年間預けると、金利は「0.001%」。100万円を1年間預けても10円しか増えません。

お金を預けている(貸している)状態で利息が10円ということです。

オリラジのあっちゃんのYouTubeで、銀行の金利の話をしていました。
銀行に預金するのは、ジャイアンに金を貸しているようなものだと言っています。100万円を1年間貸してあげて、10円しかお礼がもらえないっていうこと。

銀行はATMが充実しているので、生活費の入出金としての役割には適しています。

しかし、当面の生活資金以上のお金を銀行に預ける必要はあるのか?
当面の生活資金以外の資金を、投資に回し、お金に働いてもらいます
その方法のひとつが、つみたてNISAの制度を利用してインデックスファンドを買うことです。
会社員なら、当面の生活資金の感覚は、一か月の生活費の6倍くらいの金額でいいと思います。

金利を知ろう

金利には、種類があります。資産を増やすためには、金利について知る必要があります。
金利には、単利と複利の2種類があります。
単利とは、元本(購入金額)部分に対してのみ利子がつくものです。預けた当初の金額から増えることはありません。
一方、複利とは、預金から得られた利子を元本に組み入れて、利子がつくことです。こうすることで利子が出るたびに元本が増えていきます

たとえば、元本100万円、運用期間5年間、金利5%とした場合の、単利と複利それぞれの金利について考えてみると、

単利:50,000円(1年分の利子)×3年間+100万円(元本)=115万円
複利
50,000円(1年目の利子)+100万円(元本)=105万円
52,500円(2年目は105万円の利子)+105万円=110万2,500円
55,125円(3年目は110万2,500円の利子)+110万2,500円=115万7,625円

複利で運用すると、7,625円多く利子が増えます。
資産運用では、増えた分(利益)をおろさないでそのままにして、「複利」で運用していきます。

複利は、運用期間が長ければ長いほど効果があります
1年や2年という短い期間ではできないことも、時間をかければお金を増やすことができます。

NISA(ニーサ)とは?

それでは、最近よく耳にするNISAとはなにかをお話しします。
NISAはNippon Individual Savings Accountの頭文字からとられて呼ばれています。

サラリーマンをしていると、税金に目を向けませんが、
必ず、お金を増やそうと投資をすると税金がかかります。必ずです。

金融商品(株や債券など)を売って得した利益には、約20%の税金がかかります。
NISAは、その税金がある一定期間かからない制度です。
そして、国が進めている制度なので、怪しい詐欺とかではありません。

株や投資信託を買うなら、税金が安くなるから利用したほうが良いです。
NISAには、2つ種類があり、一般NISAとつみたてNISAがあります。

一般NISAは、1年あたり120万円の非課税枠が設けられ、最長5年間拠出できて600万円までは非課税で投資できます。すでに一定以上のまとまった預貯金がある人や、年間の新規貯金額が120万超ある人におすすめです。

一般NISA :年間120万円×5年間(600万円まで)

つみたてNISAは1年あたり40万円の非課税枠が設けられ、最長20年間拠出できて800万円までは非課税で投資できます。そんなに貯金はないけれど、これから資産形成していく人に向いています。

つみたてNISA :年間40万円×20年間(800万円まで)

そして、NISA口座を開設する人はどちらかを選択しなければいけません。

インデックスファンドってなに?

インデックスファンドとは、投資信託のことです。

投資信託には、日本だけで5000種類もあります。
そして、99%はゴミですが、そのなかにいいものもあります。

投資信託(ファンドと呼ばれる)とは、わかりやすく言うと「詰め合わせ」のことです。
株に限定して言うと、1つの袋の中にいろんな会社の株が入っていると考えればいいです。
普通の株式投資は、株(会社)を決めて買うけれど、投資信託は証券会社や銀行にお金を渡して、自分の代わりに運用してもらいます。(運用しているのは投信運用会社というところです)

そして、投資信託の種類には、インデックスファンドとアクティブファンドがあります。
私は、投資信託のインデックスファンドをやっているということですね。

インデックスファンドとは、日経平均やダウ工業平均とかに連動して機械的に選んでいるものです。
機械的に買うので人件費が少なく手数料も安くなります。

アクティブファンドというのは、人(プロ)が選んでいるものです。手数料がインデックスファンドより高いことが多い。
そして、アクティブファンドは買わなくていいです。
大事なことなので、太字にしました。

優秀な人が運用している良い投資信託や、手数料が安いからダメな投資信託などというものはありません。
プロが運用する投資信託であっても、実績は全くあてになりません。
なぜかというと、アクティブファンドの平均が、インデックスファンドに買ったことはほとんどないからです。
なぜ、プロが選んでいるのに勝てないのかというと、株価の未来のことは、誰にもわからないので、プロが選んでも意味がないのです。
私は、それでプロって言ってるのもどうなんだろうと思っているけれど。

株価の変動や、この先の未来のことは、だれにも読めないということをついつい忘れてしまいそうになりますが、
お金を多く払ったからと言って、未来予想はできないし、安心を買えるわけではないということを心に刻む。

なぜ投資信託を買うのか?

投資信託の最大のメリットは、リスクを分散して投資できることです。

株の世界には、「卵は同じカゴに盛るな」という使い古されたことわざがあります。

例えば、吉野家1社の株だけを買うと、吉野家の株が下落したときに、思いっきり影響を受けることになります。
でも、投資信託は、詰め合わせだから、袋の中には、吉野家もイオンもそのほかの会社も入っています。どれかが下がっても、全体で見たら影響が減らせます。そのかわり、大きく増やすという可能性も減ります。
それに、気軽に海外にも投資ができます。
日本の金融資産は、世界では1割にも満たないのです。世界には投資する先がたくさんあります。
たとえば、タイが伸びると考えたとします。でも個人で、タイに投資をするのは難しい。タイの情報なんて入ってこないし、だったら、タイの株に投資をする投資信託を買えばいい。そうすれば、自分の代わりにタイの経済に詳しい人が運用してくれるということができます。

お金を失うリスクについて

お金を失うリスクはあります。

リスクプレミアムという言葉があります。
増えるかもしれないし、減るかもしれないという株(投資信託)には人が集まらないから、リスクを取ってくれた人には、報酬が上乗せされるという仕組みがあります。

お金を増やすために投資をするということは、このリスクを取るということです。

リスクは、マイナスに考えがちですが、減るかもしれないし、増えるかもしれないということです。
忘れてほしくないのは、増えるってこともリスクに含まれているってことです。

だから、大切なのは、どのくらいお金が減ったら心がざわざわするのか?はきちんと考えること。
リーマンショックの時は、半年くらいで日経平均が42%下がり、そのあと持ち直しました。
コロナショックでは、日経平均が約30%下がりました。そのときは、毎日のように「投信基準額下落」というメール通知が来ました。
普通じゃないくらい下がってるよ!っていう連絡ですね。
まだ少額の積み立てだったので、心がざわつくことはありませんでしたが、初めてのことで怖かったなー。

〇〇ショックはだいたい10年に一回くらいくるようです。
だから、ほどほどのリスクでお金を増やしたいなら、平均点を取れば金利プラス5%くらいになる投資を目指します。

「5%」という数字は、銀行に預けておく&国債を買うよりは金利が良くて、FX・株式(個別株)を買うよりは低くなるかなってところです。
私は、年利5%を目指して、「インデックスファンド」で資産運用をしています。

最後に

ここまで、お金を増やすことについて考えてきました。
まとめると、

✓当面の生活資金以上のお金を銀行に預けなくても良い
✓余剰資金は資産運用する
✓複利で運用する
✓NISAとは怪しい詐欺じゃなく、国の節税制度
✓インデックスファンドとは、投資信託のこと
✓投資信託を買うのは、リスクを分散して投資できるから
✓資産運用すると、お金を失うリスクはあるということを理解する

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