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【夏休み】博多〜東京 Day3

帰ってきてからだいぶ時間が経ってしまった。書く気が起きず下書きを放置したまま時間が過ぎ、頭では「書かなきゃな〜」と思っているものの、体は正直とはよく言ったもので指が全く動かない。というのも、この旅行がクソつまらなかったのだ。いかん。せっかく行った旅をつまらないだなんて。いや、嘘はつけない。クソつまらなかったのは、どこか消化試合のような感じがずっとしていたからだ。

夏休みにどこに行こうというのは数ヶ月前から考えていた。でもこれと言ってここに行きたい!と強く思う場所がなかった。ANAのマイルが貯まっていたので、海外なら韓国か台湾に行ける。海外でクラシックのコンサートがあれば、その日に合わせて旅行の計画を立ててもいいなとコンサートホールやスケジュールを検索してもピンとくるものがない。ならば国内でと最初は富士五湖のどこかの湖畔に泊まってゆっくりすることも考えてホテルを予約してみたものの、な〜んか違う!とキャンセルした。

うーんと考える。仕方がない。国内で探すか。北海道は行ったことあるし、何よりも熊が怖い。知り合いがペンションを営んでいるので富良野付近に行くのもアリだけど、熊に出会いたくない。死因が熊に襲われたというのは嫌だ。新聞にだって載る。絶対に嫌だ。ならば行ったことのない九州か四国だな。四国なら松山の道後温泉も考えた。寝台列車のサンライズ瀬戸で途中まで行ってしまなみ海道を渡って行くのもいいなとも考えた。でも結局博多に行くことにした。

新幹線に乗るのも久しぶりだし、山陽新幹線の終点まで行くのも初めてだからそれにしよう。帰りはマイルを使って飛行機で帰ればいい。そんな感じで消去法で決めた旅行で、どうしてもどうしても行きたい!!!と思う旅ではなかったのだ。実際、博多は東京と変わりなく、2日目に行った鹿児島も、一目見てふーんで終わる場所ばかりだった。これなら軽井沢とか八ヶ岳とか自然を感じる場所でぼーっとした方が良かったかも。

そして書きたいと思えなくなった理由のもうひとつは、iPhone(携帯)だと長い文章が書きにくいというのもあった。MacBook Airを持っていくか?とも思ったけれど、なんせ重い。立ち上がるのも遅い。2泊3日だしパソコンを持っていくほどでもない。それでも旅行前にiPadを買うか迷いに迷って買わなかったのだけど、のちに後悔することになる。

結局旅行から帰ってきた翌週にiPadを購入したのだけど、なんでもっと早く買わなかったんだろうと心から思った。こんなに快適なら旅行に持っていけば良かったよ。MacBook Airを下取りに出したので数万円安く購入できたしね。


最終日は食べた食べた。もう食べることしかない。明太子にさつま揚げ、ラーメンに福岡県産の果物。しばらくこってりしたものを食べなくても大丈夫というくらい食べた。

朝食に明太子とさつま揚げがあるのは九州ならでは
博多豚骨醤油らーめん ウチダヤの乱舞
最後の最後にいちじくのパフェ


早々に空港に移動して帰りのフライトを待つ。博多の良いところは博多駅から2駅で福岡空港に行けること。アクセスの良さは抜群である。それに空港内も使い勝手が良い。適度に大きくてお店も充実している。そして出発の時間が近くなってきたところでパンツのポケットに財布を入れた。

今年の1/2にJAL機が羽田で衝突事故に遭った時、乗客の誰かが財布と携帯を上着のポケットに入れていたのでそのまま脱出したという記事を読んで、それまで使っていた長財布から二つ折りの財布に変えた。財布とiPhone、鍵、AirPodsを身に付けていればなんとかなる。運転免許証、保険証、クレジットカード、キャッシュカードなど重要かつ手続きが面倒なものは手元に持っているのが吉だ。

さよなら、福岡

出発が30分遅れ、千葉上空で大きく旋回して着陸待ちで予定より1時間遅れて羽田に着いた。何もしていないのになんだかとても疲れたぞ。

ということで、帰ってきてから9日後の今、これを書いている。そしてあまりにも不完全燃焼だったので2025年の夏休みの計画を立てることにした。

2025年6月。私はウィーンに行く。