表現再考:桃の節句(4月11日)
今日は4月11日ですが、旧暦では三月三日で桃の節句が今日になります。
新暦よりも一月以上遅くなるのですが、梅も咲き、桜も開花したこの時期の方が、新しい季節が巡り来る節句を寿ぐのにふさわしいかもしれません。
古来、その宴の夕暮れは、三日月がかかっていたのでしょう。
桃は邪気を払う神木でもあり、また、これからを踏み出す若さの象徴でもあったのでしょう。
若き娘の門出を祝った詩経の詩、桃夭を思い出します。
桃之夭夭 灼灼其華 之子于帰 宜其室家
桃之夭夭 有蕡其実 之子于帰 宜其家室
桃之夭夭 其葉蓁蓁 之子于帰 宜其家人
*写真は阿佐ヶ谷とらや椿山の、きんとん、三色すみれです。
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