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表現再考: 蟄虫始振

今日は旧暦12月30日、つまり大晦日ですね。

 立春の次候は、宣明暦では、蟄虫始振です。本朝では、黄鶯睍睆(うぐいすなく)です。

 蟄虫というのは、越冬のため、地中で、巣籠もりしていた虫のことで、それらが動き始めるということで、冬の気が、弛み始めるということです。

 立春の七十二候は、東風解凍ではじまり、魚上氷で終わりますが、次候は、蟄虫始振と黄鶯睍睆に分かれます。比べて見ると、本朝は、どこか鑑賞的で、宣明暦の方は、野山にいる感じが強くおもいます。


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