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展示感想:秋場円貴個展『僕は毎日「ぬいぐるむ」』

 秋場円貴個展『僕は毎日「ぬいぐるむ」』行ってきました。

 ところ狭しと並んだ彼の作品、圧巻です。

 ひとつひとつの作品のはじまりは物語だったり、アニメだったりするようですが、彼は作りながら、おひれはひれがつくように、ねいぐるみのいる世界が、広がっていくのでしょう。

 この子は、こうなんだからねとか、子どもが、おもちゃで、ひとり遊びをしながら、説明を加えていくように、針と糸を使って、世界を豊かにするのでしょう。

 制作過程のビデオも流されていました。

 今日、スピンオフと謳って、さまざまなコンテンツが、商品になっていますが、もともとは、ひとりひとりのこどものような世界から来ているのでしょう。

 ひとから正しい生き方をしなければならないと、いわれた何かに適応するだけなら、A Iや社会や政府の指導者のいうことにしたがったり、市場に受け入れられるものを作っておけば良いのです。
 でも、美術や表現は、おひれはひれをつけるからこそ面白いし、ひとがやることなんです。

 そこに自由のテーマもあるはずなのでしょう。


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